【全52クラブ網羅】担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」:モンテディオ山形

2015年10月26日(月)

J's GOALではリニューアルオープンの特別企画として、担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」を連日掲載していきます。対象はもちろん明治安田生命J1、J2、J3の全52クラブ。各クラブを追い続けてきた担当ライターは、一体どんな漢字を選ぶのか!? 応援するクラブだけでなく、いろいろなクラブの「今年の漢字」をお楽しみください!

今年の漢字
ドバドバ状態になるとは考えていなかったが、いつまで経ってもケチャップの出が悪い。懸命に出そうとしてはいるのだけれど、ボトルを絞る力加減が弱いのか、あるいは要領が悪いのか。まさか、蓋が閉じたままだったというオチか…。はい、得点の話です。漢字1文字の条件なので、補足するなら「(もしかして)蓋(?)」となる。

昨季は「ミラクル」と称される昇格劇でJ1に乗り込んだが、J2での順位は6位。「Jリーグで24番目のチーム」と自称していた石崎信弘監督が、色気のかけらもない「J1残留」を今季の目標にしていたのは、それだけ厳しいシーズンになることを覚悟して臨んでいたためだ。「ちょ、設定低過ぎでは?」という周囲の声には、さらに語気を強めて現実がいかに厳しいかを説くほどだった。

ただ、スタイルは昨季から大きく変えていない。リトリートし、耐えて耐えて少ないチャンスを…という手法は取らず、昨季同様に高い位置からボールを奪いにいく姿勢を堅持した。J2時代と比べれば自陣に押し込まれる時間は増えたが、それも想定の範囲内。2ndステージでは失点が増えた時期もあったものの、シーズン全体で見れば競った試合展開が多く、守備では概ね対応することができていた。

この守備の安定こそが、攻撃に転じることができるかどうかのポイントでもあった。守り一辺倒でないことは、シーズンを通してシュート数がほぼJ1の中位程度を保ち、クロス数でも常に1、2を争っていたことからもわかる。「あとは精度が上がれば…」。それが一朝一夕に上がるものではないと知りつつ、成果が上がるのを待ったのだが…。

本当に蓋が閉じているのなら、それを開けてくれる猛者が現れるのを待ちたい。

2015.10.21 Reported by 佐藤円

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