【全52クラブ網羅】担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」:愛媛FC

2015年10月28日(水)

J's GOALではリニューアルオープンの特別企画として、担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」を連日掲載していきます。対象はもちろん明治安田生命J1、J2、J3の全52クラブ。各クラブを追い続けてきた担当ライターは、一体どんな漢字を選ぶのか!? 応援するクラブだけでなく、いろいろなクラブの「今年の漢字」をお楽しみください!

今年の漢字
今季は、愛媛にとってJ加盟10週年のメモリアルイヤー。しかし新年早々、クラブは不適切な会計処理を謝罪することになり、出足からつまずいた。開幕前には毎年恒例の鹿児島キャンプが中止になるなど、木山隆之新監督を迎えた現場サイドにも影響は及んだ。

それでも、選手たちは逆風をものともせず快進撃を見せてくれた。明治安田生命J2リーグ第8節で対千葉戦の初勝利をつかむと、クラブ新記録の4連勝(第6~9節)を達成。過去9シーズン苦しんだ夏場も、5連勝を含む9戦負けなし(第25~33節、6勝3分)で駆け抜ける。C大阪や大宮など上位陣にも勝ち、一気にJ1昇格プレーオフが手に届くところにまで順位を上げた。

こうして、当初はクラブ初の「シーズン勝ち越し」だった目標も、途中から「J1昇格プレーオフ進出」に上方修正。苦境の中で結果を出した監督、選手らには感謝してもしきれない。
メモリアルイヤーにふさわしいシーズンになったが、それもやはりJ2で揉まれた9年があってこそ。というのも、今季は石丸清隆前監督が築いたチームの土台があった。毎年選手が大幅に入れ替わるチームにあって、今季は河原和寿ら主力のほとんどが残留。成熟しつつあった3-4-3を生かしつつ、木山監督は勝利にこだわった。
さらに今季、期限付き移籍の選手が多く活躍したことも愛媛の特徴だ。愛媛といえばこれまでにも、期限付き移籍でやってきた森脇良太(浦和)や齋藤学(横浜FM)らが活躍した。今季は最終的に7選手が期限付き移籍でチームに加わり、夏場の補強もそのやり方が功を奏した。

次はこのチームの頑張りを、クラブ全体の力に変えたい。豊島吉博新社長を迎え、新陳代謝を続ける愛媛。今季の躍進を次の10年にも繋げてほしい。

2015.10.21 Reported by 近藤義博

スタジアムナビ