【水戸 vs C大阪】 ウォーミングアップコラム:「戦術の魔術師」が打つ一手に注目!

2016年3月5日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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「戦術の魔術師」と私が勝手に呼んでいる西ヶ谷隆之監督の采配が光った開幕戦だった。

7年ぶりに迎えたアウェイでの開幕戦。京都を相手に水戸は苦戦を強いられた。序盤から後手に回り、なかなか攻め手を見出すことができなかった。粘り強く守っていたものの、53分に素晴らしいミドルシュートを叩き込まれて失点。さらに状況は厳しくなった。
だが、その後に西ヶ谷隆之監督が下した采配が流れを劇的に変えた。65分過ぎ、システムを4-4-2から4-2-3-1に変更。さらに数分後に3-4-2-1に変えたのだ。ポイントは選手交代を行わずにシステムだけを変えたことにあった。京都の石丸清隆監督は水戸がシステム変更してくることを予想しており、3バックに変更してきた時の対応策も準備していたという。だが、「メンバー交代してこなかったので、システムが変わったかどうか判断できるまで時間がかかってしまった」と石丸監督が悔いたように、京都は水戸のシステム変更に対応しきれなかった。京都が混乱している隙に攻め込み、73分に中央突破から最後は三島康平が冷静に左足でゴールに流し込み、同点に追いつくことに成功。逆転こそできなかったが、アウェイの地で貴重な勝点1を手に入れたと言えるだろう。

「采配は時の運」と言う人も多い。だが、前節の采配にそれは当てはまらない。なぜなら、紅白戦ですべてのシステムを試していたからだ。試合の状況を読み、繰り出す手をしっかり準備をしていたからこそ、システム変更後、すぐに機能させることができたのだ。

今節C大阪戦、個々の力では相手が上と認めざるを得ない。だが、その差を埋めるための「策」を西ヶ谷監督は入念に練って試合に臨むことだろう。そして、それを必然的に機能させるべく、練習でしっかり確認するに違いない。果たしてどんな策を用意して試合の臨むのか。今節、「戦術の魔術師」の打つ一手に注目してもらいたい。

文:佐藤拓也(水戸担当)


明治安田生命J2リーグ 第2節
3月6日(日)13:00KO Ksスタ
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