【新潟 vs FC東京】 ウォーミングアップコラム:再会の瞬間を待ちわびて

2017年4月21日(金)



「現役最後の6年間プレーして、引退させてもらったクラブ。恩返しをしたいですね。それは、しっかり僕らが勝つこと」。引退後、育成組織のスタッフに就任したことが指導者の道を歩むきっかけにもなった三浦文丈監督は、FC東京との対戦を楽しみにしている。

かつてプレーした古巣は、そのチームカラーを大きく変えているという。

「自分が現役だったころのFC東京は、選手一人一人のクオリティーは決して高くはなかったけれど、その分、隙を見せない戦い方、がっちり守ってカウンターというのが徹底されていました。自分たちの前でどれだけボールを動かされても平気だよ、その代わり一回ボールを引っ掛けたらアマラオ、ケリーを生かしてゴールを決めるよ。そういうサッカーだった。今は、相手に引かれてもそれを崩し切るだけの質がある」

敬意を払いつつ、“恩返し”するためのポイントは明確に押さえている。

「90分の間には絶対に隙が出る。ボールを相手に保持されているとき、自分たちが保持しているとき、セットプレー。一瞬の隙を逃さないよう、集中して戦いたいですね」

前節・甲府戦は、ルヴァンカップを含めてようやく初勝利。クラブにとってJ1通算150勝という節目でもあり、一つの山を越えたことで、重圧もいくらかは軽くなっただろう。

「でもビッグスワンで去年の8月以来、勝利がないんでしょ?その話を聞いたら途端に肩に力が入っちゃった。FC東京が相手という以前にね」。そう取り囲む新潟メディアを笑わせた指揮官。古巣との一戦で目指すサッカーを存分に表現し、ホームを8カ月ぶりの歓喜に導く。



文:大中祐二(新潟担当)


明治安田生命J1リーグ 第8節
4月22日(土)16:00KO デンカS
アルビレックス新潟 vs FC東京