【甲府 vs C大阪】 ウォーミングアップコラム:甲府で最もC大阪を知る堀米勇輝の思い

2017年4月21日(金)


リーグ戦でC大阪と対戦するのは14年以来で3年ぶりとなる甲府。指揮を執る吉田達磨監督は監督としてC大阪と向き合うのは今季が初めて。何事にも最初はあるので、だから何なんだということはないけれど、重(かさ)なった重(おも)い思(おも)いをもって挑む選手が甲府にいる。

「セレッソとは去年4回やっているから」

堀米勇輝(写真)が去年J2京都でプレーしていたことを忘れたわけではないけれど、シーズンが進むにつれて目の前のことに対する意識が強くなっていたので、そう聞いてハッとした。京都はリーグ戦の2試合(1勝1分)と天皇杯2回戦(1-2●)、そして、J1昇格プレーオフの準決勝(1-1△)と4度C大阪と対戦していた。

”江戸の敵を長崎で討つ”的な筋違いの恨みがあるわけではなく、京都でJ1に昇格したいという強い思いが堀米にあったから、J2リーグ5位で4位のC大阪に挑んだプレーオフで自分がゴールを決める、アシストをして勝つという決定的な仕事ができなかった悔しさや情けなさを混ぜた感情が消化しきれずに残っているんだろう。京都がJ1に昇格するまで背負い続ける十字架なのかもしれない。今節の甲府は”どんより”した内容で敗北した新潟戦(第7節0-2●)の消化不良の感情の葬式を試合中にやって晴々とした気分で試合終了の笛を聞きたい試合。ただ、堀米だけは京都の選手としてプレーオフをC大阪と戦い、プレーオフ決勝に進めなかった感情を心の少し目立つところに置きなおして戦うことになる。


文:松尾潤(甲府担当)


明治安田生命J1リーグ 第8節
4月22日(土)14:00KO 中銀スタ
ヴァンフォーレ甲府 vs セレッソ大阪