【東京V vs 熊本】 ウォーミングアップコラム:経験豊富な熟練者 中後雅喜「一体感を感じるので、何の心配もない」

2017年8月10日(木)


ここ6試合、白星から遠のいてしまっている。そろそろ本格的に意識し始める順位も、気がつけば13位まで後退した。だが、残り16試合でプレーオフ圏内の6位横浜FCとは勝点4、首位の湘南とも同16差と、まだまだあらゆる可能性は十分残されている。選手たちも、「全然ネガティヴになる必要はない」と、J1昇格圏内再浮上へ向け、非常に前向きだ。

こうした状況こそ、頼りになるのが経験豊富な選手だ。目先の結果だけで一喜一憂しない、常に地に足着いたメンタルとパフォーマンスを続ける中後雅喜(写真)に期待したい。
なかなか思うように勝点を積み上げられず、さらに前節は、特に後半、内容的にも相手に主導権を握られたが、「長いシーズンを考えたら、勝てない、うまくいかない、結果が出ない時期はどのチームでもあると思う」と、極めて冷静だ。その中で、今こそ一番大事なのは、「みんなが違う方向に行かないこと」だと、熟練者。とはいえ、「その部分は、ウチは試合でも練習でもまとまっていて、一体感を感じるので、何の心配もない」。だからこそ、「これを結果につなげるためにどうするか」が、目下のテーマだとした。

結果につなげるためには、まず、「相手より走る、球際で戦うという、プロとして最低限なことが必要」とした上で、「ボールを保持しながらゆっくり攻める時と、カウンターで攻めきる時とをうまく分けること。守備の部分でも、前から行く時と、しっかりとブロックを敷いて固めるという、攻守におけるメリハリ、割り切りをはっきりすること」の再確認を、ポイントとして挙げる。

失点が続き、結果が出ていないゆえ、どうしても消極的になりがちだが、大事にいきすぎるその姿勢こそ、不要だと司令塔は警笛をならす。「勝ちという形が一番わかりやすいと思いますが、それは簡単なことではない。もちろん、結果を出すためにやっていますが、まずはチームとして、個人として与えられた積極的な役割をしっかりと出さなければいけない。それを、精一杯やってこそ、必ず良い結果がついてくるはず」。

前線から守備に行ったら、後ろはしっかりとカバーし、たとえ抜かれても、中をしっかりと締める。一方で、攻撃では、中途半端にならず、「行く」と決めたら、勇気をもってシュートまでやり切ることが、勝利へのポイントとする。

今節対戦する熊本は、7月1日の前回の対戦で0−4と大敗した相手である。「前回の悔しさを晴らすためにも、1−0でもいいから、とにかく勝つことが大事。あの大敗からリズムが狂っただけに、取り戻したいと、良いモチベーションになる」と、プラスに捉える。「まだまだ強くなれる」と、確信できるチームの成長を促すため、今節の勝利は必死だ。

文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第27節
8月11日(金)18:30KO 味スタ
東京ヴェルディ vs ロアッソ熊本

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