【札幌 vs 甲府】 ウォーミングアップコラム:都倉欠場も心配無用。福森の“黄金の左足”が甲府ゴールを脅かす。

2017年8月12日(土)


ともに勝点19ながらも得失点差で甲府が14位、札幌が15位。今週末の対戦はまさに残留争いのライバル同士による直接対決である。注目の一戦と言っていいだろう。

ただし、ホームで甲府を迎え撃つ札幌は今シーズン6得点のエースFW都倉賢が出場停止。得点源を欠くという難しい状況だ。ただし、思い出したい。18節のアウェイ大宮戦でも札幌は都倉を出場停止で欠いたが、しっかりと勝点の獲得に成功している。そしてその立役者となったのがDF福森晃斗(写真)。武器である左足で、直接FKを2本叩き込んでチームの全得点を生み出してみせたのである。今シーズンはプレースキックで現在3得点2アシスト中と、エースを欠くこの試合ではこの福森の“黄金の左足”に期待が集まる。

2015年に出場機会を求めて川崎Fから期限付き移籍をしてきた福森。そこからの2シーズンは札幌の主軸として活躍。いまや攻守の主軸として札幌には欠かせない存在となっている。

そして前述したように、この選手の特徴は利き足である左足から繰り出される高精度なキック。流れの中から良質なキックで好機を演出することも多々あるが、やはりプレースキックの話題は避けて通れない。

ただし、本人はこう話す。「札幌に移籍をしてきてからしばらくは、自分が蹴りたくても、ついチームメイトに譲ってしまうようなところがあった」と。

そう、言うまでもなくプロの世界は甘くはない。“FK=福森”という式がいきなり出来上がるはずはない。ただし、「いいボールを入れたり、アシストや点を決めたことで、いまでは自然と周囲が僕にボールを渡してくれる」とも続けた。やはり立場を得るには、結果を出すしかないのである。

そして「以前は会場中の視線が自分に集まっている気がして緊張したけど、いまではその緊張感も心地よくなってきている」と言ってのける。いまでは桐光学園高(神奈川)の大先輩である中村俊輔とともに、J1屈指のキッカーのひとりと評しても良いのではないだろうか。

残留争いのライバルとの直接対決を前に、福森はこうも言う。「自分としては今シーズンは残留争いをして終わるつもりはない。より上の順位を目指してやっているつもり」。

都倉不在で戦う甲府戦だが、もうひとりの得点源が虎視眈々と勝点3奪取に向けて相手ゴールさらには上位進出を視野に入れている。

文:斉藤宏則(札幌担当)


明治安田生命J1リーグ 第22節
8月13日(日)13:00KO 札幌ド
北海道コンサドーレ札幌 vs ヴァンフォーレ甲府

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