【C大23 vs 北九州】 ウォーミングアップコラム:課題をしっかり見つめ、飛躍の場にしていく/小林洵

2017年10月10日(火)


本来は9月17日、和歌山県立紀三井寺運動公園陸上競技場で開催される予定だった、J3第23節 C大阪U-23 vs 北九州の一戦。ただし、台風の影響により、試合前日の段階で中止、そして、この10月11日(水)19時から、大阪のヤンマースタジアム長居で延期開催されることが発表されている。今週唯一のミッドウィーク開催となる両者。C大23は中3日、アウェイの北九州は中2日での試合となり、タイトなスケジュールのなかでの戦いとなるが、下位脱却へ1つでも順位をあげたいC大23にとっても、上位進出を目指す北九州にとっても、勝点3がほしい大事な一戦になる。

そのなかで、C大23は、中断明けの第19節相模原戦から、6試合で3勝2分1敗として、調子をあげている。それまでの17試合での勝点が13だったことをみても、チーム状況のよさが表れているといえよう。この好調の原動力となっている1人が、現在C大阪U-18所属、2種登録でJ3の試合に出場しているDF小林洵(写真)だ。187cm、72kgという恵まれた体格を持つ、今年で18歳になったセンターバックは、ここまでJ3で6試合に出場。第14節藤枝戦でデビュー後、第19節相模原戦からはチーム事情もあって出場機会も増え、1つ年上の先輩DF森下怜哉とともに、最終ラインを統率。得意の空中戦ではJ3の経験豊富な選手とも互角に渡り合うなど、相手の攻撃を力強く跳ね返す姿が印象的だ。

しかし、前節のJ3版大阪ダービー、G大23戦では、出場した試合で初めて複数失点。しかも、終了間際には、自らのクリアミスが、相手の2点目につながってしまった。そのため、宿敵相手の勝利にも、開口一番、「自分のミスからの失点が多いので、そこは反省していきたい。(勝利にも)全然満足していない」と、気を引き締める。それでも、育成カテゴリーで経験できなかったことを体感できているのは、小林の成長を促しているのも明らかなこと。「1対1の距離感とかも含めて、(高円宮杯U-18サッカーリーグ2017)プレミアリーグで競り合いはあまり負けるシーンはないが、J3では負けてしまうシーンが多い。そういうのは経験になっている」。桜のアカデミーでは近年、庄司朋乃也(現金沢)、森下や、すでにJリーグYBCルヴァンカップでデビューも果たしている17歳の瀬古歩夢など、有望な長身センターバックが続々と登場中。もちろん、小林のさらなる成長にも期待せずにはいられない。

今節の対戦相手は、長身FW小松塁やMF井上翔太、DF前田和哉、石神直哉といった、かつてC大阪で活躍した実績を持つ選手が在籍する北九州。FW平井将生、GK山岸範宏など、J1で活躍した経験をもつ選手も多いだけに、小林にとって、今の実力を計れる絶好の機会。G大23戦をふまえて、「(正確な)クリアであったり、丁寧にパスをつなぐことを意識してやりたい」という小林が、攻守にどんな活躍を見せてくれるのか、注目しながらこの試合を見届けたいものだ。

文:前田敏勝(C大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第23節
10月11日(水)19:00KO ヤンマー
セレッソ大阪U−23 vs ギラヴァンツ北九州