【岐阜 vs 徳島】 ウォーミングアップコラム:「岐阜スタイルの飛び道具的存在」小野悠斗

2017年10月13日(金)


小野悠斗(写真)が先発に定着したのは第30節の千葉戦からだ。今季は初先発を果たした第16節・京都戦でゴールを決め、第25節の群馬戦では累積警告で出場停止だった庄司悦大の穴を埋めCKから直接ゴールも決めた。中盤に多くの選手を抱える岐阜の中で先発の座を射止めることは難しい面がある。しかし、出場した試合の中でアピールを続け千葉戦からスタメンに名を連ねると、第31節・愛媛戦、第33節・山口戦と難波宏明の決勝ゴールをアシストしチームの4連勝に貢献。特徴である左足での正確なキックとスルーパスはブロックを作り守備を固める相手を崩す時の岐阜のとっておきの飛び道具となった。

「やっぱり練習が楽しい。そしてキャプテン中心にチームはまとまっているし、雰囲気はとてもいい」。シーズン前半戦が幕を開けた直後、こうチームを語ってくれた小野。小野自身もその姿や練習に取り組む姿勢は、シーズンも終盤を迎えた今も全く変わることなく大木武監督のスタイルを貪欲にこなしている。

小野のサッカー経歴は岐阜の中でも異質。横須賀出身で横浜FMの下部組織出身者であるが、2010年から4シーズンをメキシコのリーグで過ごし、4シーズンで4クラブを渡り歩いた。そのため、小野はスペイン語が堪能。チームメイトのシシーニョら外国人選手とのコミュニケーションを練習中から頻繁にとれ、分け隔てなくチームメイトと接することができるのも魅力の一つだ。

日頃から「良いチームと試合ができる時は楽しむ気持ちが大切」と語る小野。今節徳島戦に向けても「素晴らしいチーム。得点を取り合う感じになるかも。DF陣からしたらたまったもんじゃないと思うけど」と冗談を言いながら、「前からプレスに行ってボールを奪うところ。切り替えの速度がポイント」と続けた。

岐阜に加入して3年目、大木サッカーにフィットした中盤のテクニシャンが徳島相手に岐阜を勝利に導くことに期待大だ。

文:岩波陽平(岐阜担当)


明治安田生命J2リーグ 第37節
10月14日(土)16:00KO 長良川
FC岐阜 vs 徳島ヴォルティス