【東京V vs 愛媛】 ウォーミングアップコラム:「サポーターを呼び戻したい」。相性抜群の相手、スタジアムに燃える李栄直のゴールに期待

2018年5月25日(金)


2週間ぶりにホーム・味の素スタジアムへ戻ってきた。明治安田生命J2リーグ前節vs岡山戦は、1−0とリードを奪っていたが、雷雨のため62分で中止が決定。残念ながら事実上の連敗ストップとはならなかった。今節こそ、ホームのサポーターの前で、白星を飾ってみせる。
 
勝点3こそ奪えていないが、その間に収穫もあった。第13節で61分から途中出場した李栄直(写真)が、前々節、前節(中止のため、完了していない)と先発起用され、得点など、決定的な仕事でチームに貢献している。自身がこれまで本職としてきたセンターバック、守備的なボランチとしてではなく、インサイドハーフという攻撃的な役割を求められての起用に、最初は「正直、びっくり」と、本人も苦笑気味だったが、渡辺皓太、井上潮音、内田達也、それぞれの特徴に合わせて攻守のバランスをとりながら、うまく機能していた。
 
ただ、本人はまだまだ納得の表情は一切見せない。「結果的には、僕が出てから勝っていないので、『ちゃんとして仕事をしたのか?』と言われたら、できていないと思う。勝ちがついてきて、初めて『最低限の仕事ができた』と言えると思っています」。現時点では記録にはなっていないが、岡山戦では、同じ今季移籍加入組の若狭大志、佐藤優平も揃って初スタメンを勝ち取った。「本当に、危機感ばかり。後ろ(DF)には良い選手がまだまだいる。まだ数試合しか出ていないので、いつ外されてもおかしくない。生き残るためにも、前のポジションで出る以上は、得点なり、アシストなり、数字を残したい」。今節も、自分の居場所確保につなげるべく、チームの勝利貢献に燃える。
 
出場したここ3試合の反省を踏まえ、勝利のためには、「後半の最初」を鍵に挙げる。「前半は、ここ数試合は最初に点が取れていて、なおかつ山口戦で追加点も取れた。岡山戦でも、点を取ってから良い感じで攻められていたと思うので、毎試合、前半はきちんと戦えていると思います。でも、後半になると、なぜか皆が下がってしまう傾向があるので、そういうのを少し減らせるかが課題だと思います。守備には自信があるので、もう少し攻撃のところで自信を持ってやれれば、絶対に展開は良くなると思います。たとえ先制しても、攻め続けて相手の心を折らないと、攻撃なども雑にはなって来ない。今は、逆に、勇気を与えてしまっている感じなので」。
 
実は、李栄直にとって、愛媛は非常に好印象を持っているという。プロ入り後、4試合対戦し、2得点を挙げている相性の良い相手なのだ。さらに、スタメン入りすれば、初のホーム戦先発となる味の素スタジアムでも、昨季対戦時にゴールを挙げている。相性抜群の対戦相手、スタジアムで、「今回も、ぜひ取りたい」と、目を光らせる。
 
新・背番号17には、今季から加入した選手の一人として、気になり続けていることがあるという。「僕たちの結果のせいで、サポーターの数が、また少なくなってきてしまった気がしています。もう一度、離れてしまったサポーターやお客さんを引き寄せたい。1試合1試合ごとに、いろいろな“懸ける思い”があります」。
 
熱き思いを胸に、自身出場試合での、東京V初勝利を誓う。

文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第16節
5月26日(土)16:00KO 味スタ
東京ヴェルディ vs 愛媛FC

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