【盛岡 vs 北九州】 ウォーミングアップコラム:高校時代は応援団長、大学時代は得点王。強心臓の谷口海斗が打開のキーマンとなる

2018年6月9日(土)


三重県出身の谷口海斗(写真)は中学卒業後、名門・四日市中央工業高校に進学。同期には坂圭祐(湘南ベルマーレ)、1学年先輩には浅野拓磨(ハノーファー96)がいる。3年時に全国高校サッカー選手権大会でベスト4入りを果たすが、谷口自身は登録メンバーに入れず、応援団長としてスタンドからチームを盛り立てていた。しかし、大学に入るとその能力が一気に開花。4年時には東海大学リーグで得点王に輝く。前期こそチーム状態も影響しわずか4ゴールだったが、後期に15ゴールと爆発。これが引き金となり岐阜経済大学初となるJリーガーが誕生した。

開幕直前に負った膝の靭帯損傷も癒え、第11節で初出場。以降、2試合連続で出場を果たしている。
「初出場の時は家族や指導者の方、友達からいろいろな声をもらいました。特に友達はけっこう辛口なので、『もっとシュート練習しろ』とか散々言われましたね」

現在、盛岡は4試合連続でノーゴールが続く。そんな中、今最も「何かを起こす雰囲気」を持つプレーヤーがこの背番号25だ。注目してほしいのが、受ける前の方向転換やファーストタッチで相手プレーヤーの矢印を折り、ボールを運ぶプレー。頑強なタイプではないがボールが収まるのはこれによる部分が大きい。また、裏抜けやシュートへの意識や判断も高く、チームのベクトルを縦に向かわせるプレーも魅力だ。
「サッカーの目的はゴール。自分はFWとして、そこを評価されて加入できたと思っているので、常に狙っていますし、最近ホームではいい試合ができていないので、結果を残して勝利をつかみたいと思っています」

加入から約5か月。盛岡という街に対しても「遠征に出ても、早く盛岡に帰ってきたいって思うくらい馴染んだというか、落ち着く場所になりました」と新加入組の中では誰よりも順応している様子だ。「注目度が高い試合ほど燃える」という、強心臓を持つ22歳。新進気鋭のストライカーが盛岡にとって5試合ぶりとなるゴールをこじ開ける。

文:高橋拓磨<cross Line>(盛岡担当)


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