【松本 vs 新潟】 ウォーミングアップコラム:“スピードスター”前田大然の目標は高く

2018年7月6日(金)


『スピード違反』も『飛び出し注意』も、ピッチの上でならば誉め言葉だ。相手DFを置き去りにするスピード、最終ラインの裏への果敢な飛び出し――。松本のスピードスター、前田大然(写真)の加速が止まらない。

昨季は期限付き移籍先の水戸で出場機会を得て、そのスピードで一躍注目を浴びた。満を持して復帰した今季は序盤こそゴールが遠かったが、第12節・水戸戦で今季初得点を挙げると、ここから本領を発揮。第16節・徳島戦、第18節・京都戦と相手DFも天を仰ぐしかないゴールを決めると、前々節・千葉戦、前節・熊本戦では2戦連発と調子はうなぎ登り。水戸戦から9試合5得点の量産体制に入っている。
しかし本人は、「やはりFWは数字が求められる。昨季の今頃はもっと得点できていたので、比べると納得はしていません」と表情を緩めないばかりか、「トレーニングからシュートなどの精度にこだわっていきたいし、試合終盤にバテてしまっているので90分間走りきれる選手にならないといけない」と課題が多く口をつく。

思えば3月の『U-21日本代表パラグアイ遠征』が大きな刺激となったように、今年は自身のキャリアにとっても大きな位置づけを占める年だ。チームのJ1昇格のためにも、代表定着のためにも結果と内容を残すほかない。であれば目標を高く設定し、自らを厳しく律するのも合点がいく。
今節・新潟戦はリーグ後半戦を良い形で始めるために、何としても勝ちたい初戦となる。新潟からも3,000人の大サポーターが集結すると予想されており、橙色で染まるアウェイゴール裏は壮観だろう。当日のアルウィンは雨予報ながら、素晴らしい雰囲気で満ちるはず。そのような中で「アウェイでの対戦(第2節/1△1)では松本サポーターの皆さんに勝ち試合を見せられなかったので、この試合は勝ちたい」と静かに闘志を燃やしている。

文:多岐太宿(松本担当)


明治安田生命J2リーグ 第22節
7月7日(土)18:00KO 松本
松本山雅FC vs アルビレックス新潟

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