【横浜FM vs 名古屋】 ウォーミングアップコラム:大型右サイドバック・松原健が名古屋戦に負けられない理由

2018年8月14日(火)


1-0の勝利で連敗を脱出した明治安田J1第21節の湘南戦。松原健(写真)は前半、相手選手との激突で負傷した。だが、治療を受けて頭部に包帯を巻いて復帰した松原は90分間プレーし、チームの勝利に貢献。試合後、松原は開口一番、「正直あまり覚えていないんです、この試合は」と打ち明けた。「脳しんとうではないんですが」と付け加えたうえで、プレーや試合内容について、細かく振り返ることが出来ないということだった。早い時間帯のケガで、自分のために貴重な交代カードを使えない。ましてチームは連敗中だ。ディフェンダーとしてはフル出場が義務。無我夢中でプレーしていたからこそ、覚えていなかったのだ。

マツケン(松原の愛称)は横浜FMに久々に現れた大型の右サイドバック。恵まれた体躯を活かしたダイナミックなプレーでスタンドを沸かす攻守のキーマンだ。今季ポステコグルー監督の掲げるアタッキングサッカーをいち早く理解し、習得し、実践し続けている。

横浜FMのサッカーの特徴の一つが、サイドバックが中に絞る、という大胆な戦術。左の山中亮輔が積極的にフィニッシュまで絡むのに対し、マツケンの持ち味は前と後ろのつなぎ役。大局に試合を俯瞰できるという強味から、時にチームメートにもアドバイス。ポジションを修正し、ボールの流れを良くした試合もあった。FW仲川輝人が同じ右の前めに入ると、仲川のスピードを活かすためのロングボールや、オーバーラップなど献身的にチームを活性化させる。

そんな松原が苦い思いをしたのが、5月5日・名古屋とのアウェイ戦(1−1)。FWジョーにクロスからの同点ヘッドを許してしまったのだ。試合後、誰よりも悔しさを表現していたのがマツケンだった。「前半にあれだけのチャンスがありながら1点しか決められなかった。後半になって選手の距離感が悪くなって、中盤を支配されてしまい、自分も失点に絡んでしまいました。申し訳ない気持ちです。相手もチャンスらしいチャンスは、あの失点シーンだけでした」。あの試合、あのプレーだけは、今も絶対に忘れるはずがない。

柔和な笑顔に秘めた熱いハート。後半戦、初の日産スタジアム・ホーム戦に名古屋を迎え、マツケンはリベンジに燃えている。

文:近藤泰秀<インサイド>


明治安田生命J1リーグ 第22節
8月15日(水)19:30KO 日産ス
横浜F・マリノス vs 名古屋グランパス
日産スタジアム(横浜F・マリノス)
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