【岡山 vs 京都】 ウォーミングアップコラム:チーム全体の意識を保ってプレーする、DF下口稚葉。

2018年9月14日(金)


前節・千葉戦を終えて今週、DF下口稚葉(写真)はこう話していた。「試合に続けて出場するなかで、ひとつのプレー、ひとつのミスが試合の流れを変えてしまう。逆に良いプレーを続けていけば、チームを変えることも出来ると思う」。

JFAアカデミー福島から昨年、岡山に加入した。プロ2年目を迎え、今年はこれまで6試合に出場している。岡山でのリーグ戦初出場は右ウイングバックのポジションだったが、8月中旬以降は、本来の最終ラインで出場。第29節・金沢戦、第31節・栃木戦で、無失点勝利に貢献した。

最近は、チームのことを考えてサッカーが出来る。その点が以前とは大きく異なる点だと言う。「チーム全体の意識を持ちながらプレーすることは、自分にとっても良い影響を及ぼしていると思います」。第28節・大分戦での唯一の得点機会を演出したクロスや、前線にも積極的に出ていく姿勢を見ると、ゲームの流れを掴む視点とアクションが的確に発揮されていることを感じる。同時に、「守備の人間として、ゼロで抑えることに全精力をかけるという意識を持ちたい」と語る。

2連休のあった先週は、チームメイトの塚川孝輝とともに、昨年まで岡山でプレーした加地亮さんを大阪に訪ねた。下口がプロ選手としての在り方を教わった人物だ。「1年間しか一緒に出来ませんでしたが、学ぶべきことが本当にたくさんありました。昨年、僕が試合に出られなかったこと、一緒のピッチに立てなかったことをすごく後悔しています。今、1試合でも多く試合に出て、より高いステージに身を置くためのモチベーションになっています」。

加地さんと同様、下口のサッカー選手としての在り方に影響を与えるのが、今節対戦する京都の岩崎悠人だ。JFAアカデミー福島で中学2年までをともに過ごした。最近では第18回アジア競技大会での活躍もテレビで見ていた。「一番仲が良かった選手で、何でも話せる存在です。サッカーよりも私生活をともにした、その思い出がたくさんあります。中学の時から、能力も意識も高い選手で、自分も負けないようにと常に意識してサッカーをして来ました。サッカーへの情熱も、サッカー以外の部分でも、礼儀正しさや謙虚さを持っていて、人としても素晴らしい、成熟した選手だと思います。代表だったりで忙しいので、なかなか会える機会はありませんが、ちょいちょい連絡は取っています」。

前半戦の3月の対戦では、下口はベンチ入りしたが、出場はなかった。今節の対戦がかなえば、「ホーム連敗をしっかり止めること。今、ディフェンス陣は苦しい状況なので、持っている力をすべて出して抑えたい」と語る。試合に出られなかった時期も現在も、下口のサッカーに取り組む姿勢は変わらない。プラスされたのが、もっとチームのためにプレーしたい、チームを勝たせたいという思い。その強い思いを武器に戦う姿を見せてくれるはずだ。

文:尾原千明(岡山担当)


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