【栃木 vs 横浜FC】 ウォーミングアップコラム:浜下瑛が求める”メッシ風”の先。

2018年10月6日(土)


前節の東京V戦。栃木は終始攻勢に出ながら決定機を決め切れず、逆に87分に失点して敗れた。決めるべきは決める。今節は前節の反省を活かすべき一戦だ。

浜下瑛(写真)は前節の57分、カウンターから単独で50メートルほど抜け出し、相手3人を引き付けながら交わし切り、相手GKと1対1を作ったがフィニッシュは枠の外へ。天を仰いだ。3人に囲まれながらも密集を掻いくぐった姿はまるでリオネル メッシだった。

「全然。決められていないので、あれではダメです」

今季、産業能率大学から加入。当初はベンチメンバーに甘んじていたが徐々に頭角を現し、21節千葉戦からシャドーの位置でスタメンに定着した。

「前節でいえば、(浜下)瑛なんかは相手にビビらずにプレーできていた。一つの成長と捉えていいと思います」。

横山雄次監督は浜下のプレーぶりをそう評価する。

「少しずつですが、試合出場を重ねるなかで、いいスペースを見つけたり、ボールを受ける前に周りを見たりすることに慣れてきたところがあります」

自身も手応えはある。ずっと同じメンバーで戦っている安心感もある。

「最近は何も言わずとも互いの感覚が合います。すごくいい距離感でプレーできているし、もっとコミュニケーションを取れればもっと良くなると思います」

スタメンで出るようになってからは、大黒将志らベテラン勢に身体管理のアドバイスを求め、交代浴などを毎日欠かさずにやるようになった。プロとして意識が徐々に変わりつつある。

それだけに、ここで掴みたいのは明確な結果だ。シーズンも最終盤に差し掛かり、どの相手も結果をシビアに求める局面に突入した。どのチームも欲しいのは内容ではなく結果。結果をもたらす大仕事だ。

「自分が任せられているシャドーは、ゴールやアシストをしないといけないポジションです。もっとクオリティを。それはずっと強く意識しています」

前節もフィニッシュに絡むシーンは数多く作り上げたが、大事なのはその先だ。大卒ルーキーイヤーで試合に出続けている現状は上々の出来だろう。だが掴んだ結果は1ゴールのみ。ここから数字を重ねた分だけ自信が深まるのは間違いない。J1昇格のために死に物狂いで立ち向かってくる今節の横浜FCのような相手にゴールをこじ開けようものなら、その結果には普段の何倍もの価値がある。

文:鈴木康浩(栃木担当)


明治安田生命J2リーグ 第36節
10月7日(日)14:00KO 栃木グ
栃木SC vs 横浜FC
栃木県グリーンスタジアム(栃木SC)
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