【京都 vs 新潟】 ウォーミングアップコラム:日本代表から京都へ、不遇のときを経て岩崎悠人が見せた輝き

2018年10月19日(金)


ひさしぶりに京都の選手として躍動する姿を見ることができた――そんな気持ちになった人も多かったのではないだろうか。

J2第37節・徳島戦で5試合ぶりにスタメン出場した岩崎悠人(写真)は、攻守両面で持ち前の走力を発揮して、チームの勝利に貢献した。守備ではサイドで対峙した選手とのマッチアップでスピードをいかした対応を見せると、攻撃でもキレのあるドリブルで敵陣を切り裂く。後半途中からは4-4-2から5-3-2へのシステム変更に伴い、岩崎もサイドハーフからFWへ移動。慣れ親しんだポジションで迎えた試合終盤には、豪快な中央突破から決定的なチャンスを作り出してみせた。84分で交代となったが『もっとプレーを見たかった』というのが正直な感想だった。ボスコ ジュロブスキー監督も交代は戦術的な理由だったと説明した上で、岩崎のプレーには合格点を与えている。

秋になってチームが調子を上げている一方で、岩崎は苦しんでいた。U-21日本代表として挑んだアジア大会ではチーム最多の4ゴールを決める活躍を見せたが、帰国後は京都でベンチを暖める試合が続く。

J2残留を賭けた山場となった9月の3連戦では、9日間で3試合という過密日程にもかかわらず、出場機会は一度も訪れていない。様々な思いが渦無くであろう中、懸命に前を向こうとしている様子が感じられた。

そんな状況で訪れた徳島戦のチャンスを生かしたことで、残り6試合ではあるが、終盤戦の活躍への足がかりをつかんだのではないだろうか。現在のチームスタイルとの相性など根本的な問題は解決していないが、U-21代表では自身の特徴を再確認し、自信を取り戻すことに成功した。

ピッチ外でも身体作りや食事に気を使うことで「今はコンディションが本当にいいんです」(岩崎)。今節は仙頭啓矢と重廣卓也といった中盤の主軸が出場停止となるが、その中でどの様なパフォーマンスを見せることができるのか注目したい。

文:雨堤俊祐(京都担当)


明治安田生命J2リーグ 第38節
10月20日(土)15:00KO 西京極
京都サンガF.C. vs アルビレックス新潟
京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(京都サンガF.C.)
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