【千葉 vs 徳島】 ウォーミングアップコラム:千葉の『10番』町田也真人がサポーターを喜ばせるゴールと勝利を目指す

2018年11月3日(土)


千葉は第38節終了時点で、今季のJ1参入プレーオフ進出の可能性が完全に消滅した。今季はJ2リーグ戦で12位から16位までの間の順位に位置することが多く、J2リーグで戦うようになってから過去最低順位(2016年の11位)を更新してしまいかねないほど低迷している。その要因は複数あるが、その1つが優れた攻撃センスで得点シーンに絡み、前線からの的確なプレスで守備でも貢献する町田也真人の長期離脱だ。

J1クラブからのオファーもありながら、千葉で戦うことを選んだ町田だったが、5月12日の第14節・新潟戦で、試合開始早々の2分に新潟の選手のファウルとなる接触プレーで転倒。7分に負傷交代すると、5月22日に左肩の関節脱臼の出術を行ない、ようやく試合に復帰できたのは8月18日の第29節・水戸戦だった。怪我のために試合に出られないというもどかしさを抱えて長い時間を過ごし、復帰してからはチームの勝利のために必死にプレーしてきたが、チームは残り4試合と早い時点でJ1への道が閉ざされてしまった。
「本当に悔しいシーズンになっちゃいました」

チームも選手個々もプロフェッショナルとしての意地と誇りを見せるべく、残りの4試合の必勝を期して臨んだ。だが、ベンチスタートとなった町田が62分に交代出場した前節(第39節)の岐阜戦は0-2の敗戦。今節の千葉は、千葉と同様にJ1参入プレーオフに進出できなくなった徳島と対戦する。徳島は現在5連敗中で、その5試合での得点はバラルの1点のみ。決定機がないわけではないが、シュートが惜しくもゴールマウスを外れたり、相手のGKの好守で得点を阻まれたりしている。
「そういった相手にもしっかりとやらないといけないし、そういうチームこそ怖いところはあると思います。ただ、今、うちも勝てていない状況で、どっちが勝つかはわからないですけど、球際とかそういうところで戦うという姿勢を出したチームが勝てると思うので、そこを出したいと思います」
これまでの結果はもう覆られないにしても、これまで味わった悔しい気持ちをプレーに込めて勝利という結果を出したいところだ。
「この前(岐阜戦)は(スタメンから)外されてしまって、今回もどうなるかわからないですけど、チャンスを与えてもらえるんだったら、ホームでまた2試合点を取っていきたいです。自分もゴールを狙いたいし、戦うというところを見せられたらいいと思います」

試合に復帰してからの町田は第31節・山口戦で復帰後初ゴールをマークすると、次に得点したのはホームゲームの第37節・山形戦だった。CKからの流れで下平匠が上げたクロスボールを指宿洋史が折り返し、それに町田が頭で合わせたゴールで、町田曰く「プロではたぶん初めてかな」というヘディングシュートでの得点だった。結果は2-1の勝利で、試合後に記者から「ゴールのあとに照れ笑いしていたのではないか」と質問された町田は「ゴールも久しぶりだったので、ちょっと喜び方を忘れちゃいました(笑)」と答えていた。

続くホームゲームの第38節・大分戦(結果は2-4の敗戦)でも、町田はその時点で1-1の同点に追いつくゴールを奪取。振り返れば、千葉は昨季のJ2リーグ戦でチーム記録更新となるリーグ戦7連勝を最終節で達成し、J1昇格プレーオフに進出した。その試合ではどうしても近藤直也の後半のアディショナルタイムの劇的な逆転弾が注目されるが、千葉にとって大きかったのは、試合開始1分のオウンゴールでビハインドの状況だったのを1-1の同点とする30分の町田のゴールだった。横浜FCのGKが少し前に出ているのを見逃さず、シュートを打つには角度が厳しい状況でも思い切りよくニアサイドを狙って打った技ありのシュートでのゴールだった。

どの選手が得点してももちろん千葉サポーターは歓喜に沸く。だが、千葉を引っ張っていこうとする『10番』のゴールを、千葉サポーターはひときわ熱く期待している感がある。
「そうやって言ってもらえれば嬉しいんですけど(笑)。まずは勝てるように頑張ります」
千葉サポーターが喜び、笑顔でフクアリをあとにできるようなゴールと勝利を目指し、町田は攻守のプレーで戦う姿勢を見せる。

文:赤沼圭子(千葉担当)


明治安田生命J2リーグ 第40節
11月4日(日)14:00KO フクアリ
ジェフユナイテッド千葉 vs 徳島ヴォルティス
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