【柏 vs 栃木】 ウォーミングアップコラム:日本サッカーへの順応を見せるヒシャルジソン

2019年4月13日(土)


今季、ブラジルのセアラーSCから加入したヒシャルジソン(写真)は、5年ぶりに柏の指揮を執るネルシーニョ監督が獲得を熱望した選手だ。ヒシャルジソン本人曰く「ブラジルでボール奪取率トップ5に入ったこともある」というボールを奪う術に長けたボランチである。
しかしボール奪取をストロングポイントにするとあって、激しいチャージゆえに開幕から4試合連続でイエローカードをもらい、第5節の岡山戦では早くも累積により出場停止となった。ブラジルサッカーとのジャッジの基準の違いに、当初は日本サッカーへのアジャストに苦労している印象を受けた。

ヒシャルジソンは試合が終わると、必ず母国ブラジルの家族に電話をかけ、試合の詳細を報告する。その際に母親からは「今日はゴールを決めた?」と問われ、その次に「カードをもらった?」と聞かれるというのだが、4試合連続でイエローカードをもらったときには「母親に強く叱られた」と苦笑いを見せていた。
ただ、出場停止から復帰した第6節の東京V戦以降、長崎戦、琉球戦と3試合はイエローカードなし。その点はヒシャルジソンも「開幕の4試合でどんなファウルをするとイエローカードをもらうかもわかりました」と、ようやくジャッジの基準をつかめたようだ。また、そのことを電話で母親に伝え「『おめでとう』と言ってもらいましたよ」と肩をすくめて話してくれた。

ヒシャルジソンの持ち味はボール奪取だけではない。ボールを奪った後のパス出しや展開力も非常にクオリティーが高く、わずかなスペースがあれば自らドリブルで運び攻撃に推進力を与え、さらに強烈なミドルシュートもある。開幕から1カ月以上が経ち、徐々に日本サッカーに順応してきた。ノーファウルでボールを奪う守備面だけではなく、今後は攻撃面でも違いを見せてくれることだろう。

2月には待望の第一子が誕生した。今月末にはその家族が来日する予定だ。夫人と子どもとともに、手厳しい母親も日本にやってくる。
「家族の前ではイエローカードをもらわずに(笑)、ボールをたくさん奪ってゴールにつながる活躍ができればと思います」

今後への意気込みをそう語る中盤の名手は、早くも柏の中心選手として欠かせない存在になろうとしている。

文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J2リーグ 第9節
4月14日(日)15:00KO 三協F柏
柏レイソル vs 栃木SC
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
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