【山形 vs 山口】 ウォーミングアップコラム:三鬼海が支える、山形の右サイド

2019年4月20日(土)


4月19日に26歳の誕生日を迎えた。名古屋U-18から当時JFLの町田に加入したのは17歳のとき。「あっという間に時間が過ぎているような気がします」と振り返ったのは、それだけ充実したサッカー人生を送れているからだろう。
「去年もあっという間に1年が終わりましたし、今年も気づいたらもう次は10節。だから無駄にしないように、一日一日やっていきたいですね」

昨シーズンに加入してから、山形でプレーするのは一貫して右のウィングバック。ビルドアップでの役割を特長としていたが、チームが熟成するにつれ、三鬼海(写真)本人もチームにフィットするにつれ、よりゴールに絡む役割が期待されるようになった。サイドからのクロスやキッカーを務めるセットプレーで、昨シーズンは5アシストを記録した。

8アシストを目標に臨んだ今シーズンは、特にセットプレーでの存在感が際立っている。実際に三鬼にアシストが付いたのは第2節・横浜FC戦の2点目、阪野豊史に合わせたフリーキックのみだが、リフレクションから得点につながるなど、三鬼から始まるセットプレーは他のチームからも最大の警戒を受けるようになった。

しかし、ここ数試合で印象に残るのは、ゴールの数歩手前。2節前の東京V戦では、バイタルに顔を出した南秀仁にくさびを付け、熊本雄太のクロスと大槻周平のゴールにつなげた。前節・新潟戦では2得点とも、その手前で三鬼からバイタルへくさびが入っている。

「最近、アシストしなきゃとか、自分の中で結果を出さないとだったり、自分が活躍しないとと思い過ぎてた部分もあったと思うんです」
期待に応えようと自らに課すハードルを上げるあまり、現実が見えなくなるケースもある。ただ、三鬼は自分を見失うことはなかった。
「初心に戻るというか、自分の得意とするビルドアップだったり、そういうのも絡めていくと相手も嫌がると思いますし、そう思ってやったら新潟戦、また悪くないかなという出来でやれました」

大卒ルーキーの坂元達裕やセンターバックから駆け上がる熊本など、山形の右サイドが躍動するとき、そこにはそれをしっかりと支える三鬼がいる。

文:佐藤円(山形担当)


明治安田生命J2リーグ 第10節
4月21日(日)14:00KO NDスタ
モンテディオ山形 vs レノファ山口FC
NDソフトスタジアム山形(モンテディオ山形)
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