【岩手 vs YS横浜】 ウォーミングアップコラム:真価を発揮し始めた薮内健人。今季の”主役候補”が圧倒的な打開力をみせる

2019年5月3日(金)


シーズン開幕から安定した守備力を発揮し勝点を積み重ねている一方、相手に主導権を握られる展開も続いていた今季の岩手。特に5節の長野戦、6節の富山戦で放ったシュートはともに4本と内容に課題が残った。富山戦を受けて、菊池利三監督は「守備の構築と、ボックス侵入回数を増やすこと」を重点的にトレーニング。そのために辿るべきルート、そして奪う位置と意識に変化を加えたことで、前節の鳥取戦ではそれまでとは見違えるようにチャンスの山を築き、本来目指す戦い方のベースを示した。

この変化の中で輝きを放ったのが薮内健人(写真)だ。

左シャドーのポジションに入る薮内は、周囲の選手とのリンクを形成しながら、バイタルエリアやハーフスペースでボールを引き出し、違いをつくるプレーヤー。細かなタッチを繰り返し、一瞬のキレで相手を翻弄するドリブル、そしてそこからのフィニッシュは彼の真骨頂でもあり、鳥取戦の36分にはこの形からの鋭いミドルシュートで相手ゴールを脅かすなど存在感をみせつけた。

「足元につけるパスを多く供給してくれたのでやりやすかったし、ボールを奪う位置を高く設定できたことでシュートチャンスもつくれた。引き分けでしたけど、こういう戦いを続けていければ勝つ可能性はより高まると思います」

6節の富山戦ではPKで今季初ゴール。「どんな形であれ、1点取れた。気持ち的に大分楽にはなったけど、まだまだやれる、やらなければならないという思いが強い」と、ひとつのきっかけを得ての鳥取戦で「らしさ」を発揮したのは自身にとってもチームにとっても大きい。

ここまでは守勢に回る時間帯が長く、ハードワークでチームを支えた薮内。しかし、最大の持ち味は技術と感性と打開力にあり、クラブもそこを期待して獲得したはずだ。いよいよその真価を発揮し始めた今季の主役候補。攻撃をけん引する存在として期待される背番号11が、その技術と攻撃センスでスタジアムを湧かせる。

文:高橋拓磨<cross Line>(岩手担当)


明治安田生命J3リーグ 第8節
5月4日(土)13:00KO いわスタ
いわてグルージャ盛岡 vs Y.S.C.C.横浜
いわぎんスタジアム(いわてグルージャ盛岡)
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