【湘南 vs 大分】 ウォーミングアップコラム:18歳の貴い自覚――鈴木冬一

2019年5月11日(土)


中川寛斗からの折り返しを受けるや左足を一閃、潔く放たれたシュートがゴールを射抜く。先日のYBCルヴァンカップ長崎戦、後半開始まもない48分のことだ。これが決勝点となり、湘南は1-0で勝利した。

かのシーンを、殊勲の鈴木冬一(写真)はこんなふうに振り返った。
「寛斗さんがパスを出してくれた瞬間、シュートしか頭になかった。そのシュートがゴールにうまく突き刺さってくれたのでよかったです」

プロ初ゴールだった。来る日を想像し、あるとき屈託なく語ったものだ。「1回目を決めたら曺さんにハグしに行きます。このベルマーレに入れてくれた感謝の気持ちと今後ベルマーレを引っ張っていく選手になりたいという気持ちがあるので、1回目はそうしたいなって」。18歳は果たして、ゴールを見届けると仲間の手荒い祝福を受けながら曺貴裁監督のもとへと駆け寄り、思いの丈を表したのだった。

長崎戦の前日には、FIFA U-20ワールドカップポーランド2019に出場するU-20日本代表メンバーに選ばれた。日本を代表して戦う責任と自覚を言葉に忍ばせながら、鈴木冬一は言った。
「ベルマーレで試合に出させてもらっていることが評価に繋がって選ばれたことはうれしいです。ベルマーレでやっていることをそのまま代表でも活かしてチームの勝利に少しでも貢献できたらと思います」

口にする喜びとは裏腹に表情は引き締まる。続く言葉がそのわけを明らかにする。
「ベルマーレでまだ2試合あるじゃないですか。いまはそのほうが大事だし、その試合が終わってから代表のモードに切り替えればいいと思っているので、それまではベルマーレでしっかりやることがいちばんです」

チームメイトの齊藤未月とともに、今節の大分戦をもって旅立つ。ひとつの区切りに、求める結果は言うまでもない。

文:隈元大吾(湘南担当)


明治安田生命J1リーグ 第11節
5月12日(日)16:00KO BMWス
湘南ベルマーレ vs 大分トリニータ
Shonan BMW スタジアム平塚(湘南ベルマーレ)
みんなの総合評価 (3.7)
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