【八戸 vs 藤枝】 ウォーミングアップコラム:古巣対決3戦目!藤枝をホームに迎える小牧成亘の「絶対に負けられない戦い」と「現在地」

2019年6月8日(土)


ガツガツとしたドリブルと右サイドを牽引する縦への推進力は、まるで重戦車。身長173cmと上背がある方ではないが、体の線は太くガッシリとした軸がある。

小牧成亘(写真)は、今季、藤枝から移籍。大石篤人監督が昨年7月まで藤枝で指揮を執っていたこともあり、「八戸で監督をすることになったから、一緒にやらないか」とのオファーを受け八戸に来た。開幕からこれまで9試合に出場し、第3節YS横浜戦と第5節鳥取戦でゴールを決め、現在2得点の活躍。得点でチームに貢献するほか、右WBを主戦場として、武器の一つである突破力と球際の強さで右サイドを制圧する。熊本、沼津、藤枝を渡り歩いてきた小牧は、今季すでに熊本と沼津との古巣対決を終えている。今節は藤枝をホームに迎え、三度目の古巣対決。「熊本にも沼津にも負けているので、次の古巣対決は負けられない」と個人的にも力の入る一戦だ。

そんな小牧が八戸を選択した理由の一つに、大石監督の存在がある。「去年半年間、大石さんとやって、自分の中でサッカーの幅が広がったんです。こういうサッカーもあるんだな、と」。戦術的にはピッチを横に広く使って下で繋ぎ、攻撃に重心を置くのが大石サッカーの基本だが、データを分析し90分間の戦い方を緻密に整理したサッカーでもある。「大石さんは本当に細かいところまで考えてやっています。自分はそういうところまで考えたことがなかったし、そうしたサッカーも経験したこともなかったので、また大石さんとやりたいなと思いました」と明かす。

4月に27歳の誕生日を迎え、選手としてもそろそろ中堅。「秋吉(泰佑)くんを中心に上の人たちがリーダーシップをとってくれていて、自分たちの年代は好きにやらせてもらっています。だから、チームに結果で貢献して引っ張っていければ」。その秋吉はルーテル学院の先輩で、小牧が中3の時に秋吉が高3。当時からチームの先頭に立つ姿に憧れを抱いていた。「今、こうして同じチームにいるので、地元熊本の後輩たちに勇気を与えられたら」。自分から多くを発信するタイプではないが、豊富な運動量を生かした上下動、そして右サイドでは脅威となり、確かにその存在感を示している。

今節はホーム5戦目となるが、ホーム戦績は1分3敗と未勝利。「藤枝には知っている選手が多くいるからこそ負けられない」と意気込みを見せ、古巣相手にガソリン満タン、フルスロットルで挑む。

文:佐藤梨香(八戸担当)


明治安田生命J3リーグ 第11節
6月9日(日)13:00KO ダイスタ
ヴァンラーレ八戸 vs 藤枝MYFC
ダイハツスタジアム(ヴァンラーレ八戸)
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