【八戸 vs 岩手】 ウォーミングアップコラム:Wストライカーの一角。今季4得点の谷尾昂也『一人より二人いた方が怖いので』

2019年6月15日(土)


八戸のJ3初陣となったG大阪23戦で、八戸のJ初ゴールを決めた男と言えば、FW谷尾昂也(写真)。現在、チームタイの4得点で活躍中だ。

モノマネやギャグで周囲の笑いを取り、サポーターからの人気も高い。愛称は、マル。見た目が「マルクスっぽいから」という理由でそう呼ばれている。ディズニー映画「トイ・ストーリー」に登場のキャラクター、ウッディに似ているとも言われ、そうした話を聞くだけでも「愛されキャラ」であることが伺える。

これまで生まれている4得点の中でも、特に鮮烈な印象を与えているのは第10節・C大阪23戦でのミドル弾。谷尾が奪った先制点で勢いづき、チームは3-0で快勝を収めた。「とりあえず振り抜いたら、うまく飛んでいった」と振り返るそのゴールは、中村太一から受けたボールをボックス外から鮮やかに決めたもの。「たまたまです」と照れ臭そうに笑ったが、DAZN週間スーパーゴールに選出されるほど見事であった。

そんな谷尾は開幕から第6節まで先発出場を果たしていたが、第7節から第9節まではベンチスタート。第10節と第11節は再び先発している。スタメン落ちへの不安もよぎったのではないかと尋ねると、「途中から出るので、そのときに0-0だったら自分が点を取ればヒーローになれると思っていた」とポジティブな答えが返ってきた。「日頃から監督が見てくれていますし、『途中出場のヒーロー』しか考えてなかったですね(笑)」。なんとも谷尾らしいが、その内側には少々の焦りが見え隠れしていた。「最近あまり点が取れていないし、今年は(2試合3試合と続けての)連続ゴールや複数ゴールも取れていないので、そろそろ取らないと……」。そう話すのには、理由があった。今年のシーズン始め、谷尾は「20得点」を目標に掲げていた。既に約1/3の試合を消化した今、「ピッチを上げて急いで取りにいかないと!(笑)」とおどけて見せたが、この数試合ともに2トップを組む上形洋介やサブに控える金弘淵らの名前を挙げ、「油断できない」と現状に危機感を覚えていた。

その上形とは同い年。「カミはシュートが上手いし、動き出しも上手い。点が取れるストライカーって感じですね」。上形も現在4得点で、チームの全15得点中8得点を二人で生み出している。「『Wストライカー』でお願いします。一人より二人いた方が相手も怖いので」。今節は、同じく旧南部藩をホームタウンとする岩手との南部ダービー。Wストライカーの一角として、谷尾は虎視眈々とゴールを狙う。

文:佐藤梨香(八戸担当)


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