【磐田 vs 札幌】 ウォーミングアップコラム:ピルロをイメージする“アンカー”で成長を遂げる針谷岳晃。「中心でやらなければいけないという自覚も芽生えてきた」。

2019年6月18日(火)


JリーグYBCルヴァンカップには、大会独自のレギュレーションがある。「U-21枠」だ。磐田でその条件に該当する選手は、2種登録のユース所属選手の4名を除けば、わずかに2名。プロ3年目を迎えた針谷岳晃(写真)も該当選手の1人である。

体調不良や負傷が重なり、出場機会がわずかに1試合にとどまった昨季の反省も踏まえて、本大会開幕前には、「去年は体調不良や怪我で棒に振ってしまった。今年はそこにも細心の注意を払いたい」と意気込みを明かしていたが、先発の機会が訪れたのは、グループステージ第3節の松本戦。「やっと出番が来ました。これを良い方向に持っていくか、ダメな方向に持っていくか。ラストチャンスの気持ちでやりたい」と自分にプレッシャーもかけながらもそのチャンスをモノにした。

与えられてきた役割は、“アンカー”。攻撃時に最終ラインと中盤を繋ぐボールの中継地点として、頻繁にボールに関与する必要がある。「ピルロがやっていたイメージ」と本人も言うように、ボールに関わりながら長短のパスでチームにリズムを生み出し、時にはボールの預け所としてチームに落ち着きも与えなければいけない重要な役割を任せられている。一方で守備では、アンカーの脇にスペースが生まれやすく、そこを穴にされやすいのが特徴でもある。それだけに守備時には、「前と後ろのバランスを考えながら全体を見て声かける。あとは自分のポジショニングでも修正していければいい」と特に気を遣いながらプレーもしてきた。攻守でバランスの舵取りを任される難しいポジションだが、持ち前のサッカーセンスと高い技術力を兼ね備えている針谷にとっては、適正値の高いポジションだったのかもしれない。新境地に挑戦する中で、「アンカーやらせてもらって中心でやらなければいけないという自覚も芽生えてきました。僕が狂ったらチーム全体が狂ってしまうと思っている」とその難しさにもやりがいを感じている。まだまだ発展途上ではあるが、4試合に出場したグループステージを通じて、「個人的には自信に繋がった」と確かな手応えもつかんだようだ。

ここからプレーオフステージが幕を明けるが、奇しくも対戦相手がプロデビューを飾った札幌。このラウンドを突破して更なる経験の場を獲得してアンカーとしての成長に繋げたい。そのためにも重要となるホームで迎える第1戦。「初戦が大事なので、ホームで勝ってアウェイに乗り込めるようにしたい」と必勝を誓う針谷の活躍に注目したい。


文:森亮太(磐田担当)


JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第1戦
6月19日(水)19:00KO ヤマハ
ジュビロ磐田 vs 北海道コンサドーレ札幌
ヤマハスタジアム(磐田)(ジュビロ磐田)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (4.8)
アクセス (3.4)
イベント充実 (3.5)
グルメ (3.7)
アウェイお楽しみ (3.4)

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