【岩手 vs 福島】 ウォーミングアップコラム:嫁阪翔太が語るチームの課題 異質なレフティーがその突破口となる

2019年6月21日(金)



前節のアウェイ八戸戦では4失点を喫しての敗戦となり、再び黒星が先行する形となった岩手。攻守に課題が散見されたが、その中でも嫁阪翔太(写真)は反撃の狼煙となる今季2ゴール目を決め、ビルドアップにも変化をもたらすなど、気を吐いた。

特に5月以降は好不調の波が激しい試合が続いている。YS横浜戦ではチャンスをつくり今季唯一の逆転勝利を収めたが、翌節にはシュート数3本でC大23に力負け。沼津戦をクリーンシートで勝利しながら、続く八戸戦を今季最多失点で落としている。

嫁阪はチームにおける課題を「試合をうまく進められないこと」と表現。ピッチコンディション、相手のはめ方、立ち位置などによってボールが動しにくい状況にあっても足元へのパスに固執してしまう。あるいはロングボール一辺倒になってしまう。相手が対応しやすい展開を招き、ミスを含めて自らの首をしめるようなプレーで決定機を与えてしまうシーンが今季の岩手には多い。

特に問題を抱えているのがビルドアップだが、嫁阪は「相手の立ち位置に応じてボランチが1列落ちて4枚にしたりしているんですけど、そういう引き出しを増やすだけじゃなくて効果的な形を選んで使えるようにできれば後手を踏むこともなくなると思う」と言及する。さらに「状況によっては相手をドリブルではがすプレーや、自分でボールを運んで相手に対応を迫るようなプレーも重要。ビルドアップ=パスってなっちゃっているので、そこを変えていく必要があると思います」と続ける。

まさにこの部分に強みを持つのが嫁阪だ。的確なボールコントロールとビジョンでプレスの的をはずし、崩しの局面では自らボールを運び決定機をつくりだす。現在の岩手においては異質な個性を持つプレーヤーだ。今季は筋トレに積極的に励んだり、練習後にもプレスやビルドアップについてのすり合わせを行ったりとピッチ内外で成長が垣間見える。

「すべてのポジションで1対1がある。攻撃でも守備でも、FWでもDFでも、そこで勝てないとサッカーにならない。まずは目の前の敵に勝つこと」

その熱のこもった言葉は、自分自身に課した言葉にも聞こえた。チームのため、自らのため。背番号14がいわスタのピッチで存在感を示す。

文:高橋拓磨<cross Line>(岩手担当)


明治安田生命J3リーグ 第13節
6月22日(土)15:00KO いわスタ
いわてグルージャ盛岡 vs 福島ユナイテッドFC
いわぎんスタジアム(いわてグルージャ盛岡)
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