【鹿児島 vs 岐阜】鹿児島と岐阜 田中秀人の夢が叶う姉妹県MATCH

2019年7月19日(金)


「自分が現役の間に、選手としてJ2でFC岐阜と戦えることに喜びを感じます」

田中秀人(写真)がFC岐阜から鹿児島に加入したのは、鹿児島ユナイテッドFCがまだJFLに所属していた2015年だった。当時取材に対し「現役引退後、鹿児島がJ2に上がった時、FC岐阜との試合を“解説者”として見てみたいですね!そして鹿児島の凄さを思いきり語りたい」と話していた田中。まさかこんなにも早く古巣岐阜との対戦が実現するとは、加入当時は想像していなかったのだ。

明治安田生命J2リーグ第23節鹿児島対岐阜の試合は「姉妹県MATCH」と銘打って行われる。江戸時代中期の1755年薩摩藩は岐阜県南部を流れる木曽川、長良川、揖斐川流域の治水工事を完成させた。この工事により流域に住む人々は洪水に苦しむことが少なくなり、その精神的な絆から現代においても鹿児島と岐阜の関係は深い。鹿児島ユナイテッドFCきっての歴史博士である田中にとって、この事実も不思議な縁を感じると話す。「サッカーとしては敵なんですけど、二つの県がつながりを感じながら戦うという事はとても深い意味を感じる」田中にとってプロとしての人生を歩み始めた大切な場所である岐阜と、鹿児島の歴史に運命を感じずにはいられないのだ。

その大切な一戦を前に田中は調子を上げてきている。去年の10月に右膝内側半月板損傷で戦列を離れ、ここまでリハビリに懸命に励んできた。「ここ2~3週間なんですよ。一気に状態がよくなってみんなとのボール回しに入れるようになった。みんなとサッカーできるってこんなにも楽しいんだ!と改めて実感しました」とサッカーができる幸せをかみしめている。

最後に。同じくFC岐阜を古巣に持ち、先日ホーム戦で怪我を負った冨成慎司についても語ってくれた。「簡単には表現できない気持ち。去年から一緒にリハビリもしてきましたし。トミさんがいてくれて僕はリハビリ頑張れましたから。その辛さは計り知れませんが、僕は勝手にトミさんの分も、トミさんの想いも一緒に走りたい。頑張らないといけないと思っています」

鹿児島と岐阜。色々な意味で深いつながりを感じずにはいられない。
順位的にも、前節の大敗の借りを返す意味でも、とにかく大切な一戦になる。
楽しみな補強のニュースも飛び込んできた鹿児島。ここからまた新しい歴史を作ろうではないか。


文:有賀真姫(鹿児島担当)


明治安田生命J2リーグ 第23節
7月20日(土)19:00KO 白波スタ
鹿児島ユナイテッドFC vs FC岐阜
白波スタジアム(鹿児島ユナイテッドFC)
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