【秋田 vs 鳥取】チーム最多得点の藤沼拓夢、すべての経験を糧に「点を取り続ける」

2019年7月19日(金)


前節のYS横浜戦、開始直後の7分。[3-4-2-1]のシャドーのポジションで出場した藤沼拓夢(写真)が貴重な先制ゴールを挙げた。彼にとって第8節以来となる今季5得点目は、確実に勢いをもたらした。

「久しぶりに前のポジションでのスタメンで、ここで結果を残さなければと思っていました。何が何でも点を取ろうと思っていたので、早い段階で1点取れて、自分自身落ち着いた入りができました」と振り返る。

チームの2点目もアシストした。後半、相手に押し込まれている時間帯。途中交代でピッチに入った沖野将基が自陣の深い位置でボールを奪い、中央にいた藤沼に預ける。そこから藤沼はドリブルを開始。持ち前の走力でDFを振り切って敵陣まで持ち込むと、右サイドに走り込んだ中村亮太にパスを出す。ボールを持ち直した中村は右足を振り抜き、豪快なミドルシュートを決めた。

「後半押し込まれていた中で、あのカウンターで1点取れて本当にチームとして楽になりました。そういう意味で嬉しかったですね。シュートもスーパーでした」

この言葉どおり、藤沼は中村のゴールが決まった直後、両手を挙げて喜ぶ素振りを見せた。自身が挙げた先制点の場面ではジェスチャーは控え目で、その笑顔には安堵感もあったように見えた。
 
「僕は自分のゴールじゃそんなに喜ばないので。先制点はラッキーな感じもありました」と前置きをしつつ、「点を取って当たり前じゃないですけど、やっぱり仕事はしなきゃという思いはあったので。ホッとした感じはありました」と心中を語る。

藤沼は今季開幕からコンスタントにスタメンで出場していたが、11節から14節までは途中出場が続いた。しかしその間も、決して腐らずに練習で指揮官へのアピールを続けた。

そこでひとつの転機となったのが、14節の八戸戦だった。1-1の状況で右WBで途中出場すると、前への推進力でチームを押し上げて、右サイドからの逆転弾を生む流れを作った。15節の藤枝戦では、右WBで先発フル出場を果たした。

これまでのキャリアでSBの経験はあれど、WBは初めてだった。前節は再び前線に配置されたが、WBを経験したことで新たな視点を得られたようだ。「自分がWBをやってみて、ボールを出しやすいとか出しにくいがありました。シャドーに入ったときに、視点を逆にするように考えてポジションを取るようにしていました」という。

藤沼は今季10得点を目標のひとつに掲げる。今節の鳥取戦はリーグ折返し地点となるが、1試合を残してチーム最多の5得点を挙げたことついて「もっと取りたかったし、コンスタントに取ったわけではないので」と反省し、その上で「折返しまでに5点以上取りたい」と貪欲だ。

すべての経験を自らの糧として成長する藤沼。「このままチーム最多得点を誰かに譲るつもりはないので。点を取り続けます」と強気な姿勢で、敵陣を目指して突き進む。

文:竹内松裕(秋田担当)


明治安田生命J3リーグ 第17節
7月20日(土)18:00KO ソユスタ
ブラウブリッツ秋田 vs ガイナーレ鳥取
ソユースタジアム(ブラウブリッツ秋田)
みんなの総合評価 (3.7)
臨場感 (3.3)
アクセス (4.2)
イベント充実 (3.3)
グルメ (3.0)
アウェイお楽しみ (3.1)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報