【山形 vs 新潟】半田陸、チームを勝たせるために自分が。

2019年8月10日(土)


ホーム・新潟戦前の週の立ち上げ、午前中から30度超の状況でいつものようにフィジカルトレーニングを実施したチームの中にあって、ひと際大きい声を響かせる選手がいた。チーム最年少、17歳の半田陸(写真)だった。

メニューを指導するエルシオ・フィジカルコーチは「試合で我々コーチたち、声出さないよ!」と危機感を煽る。結局は、ピッチ内の選手たちでなんとかしなければならないこと、苦境のチームを救うのは意志ある一人一人であることを意識づけるものだった。半田の声はそれに呼応してはいたが、やらされてるわけでも、自分の苦しさを紛らわすためだけもないことは容易に察することができた。

「チームがいま苦しい状況のなかで、若い自分とかがもっと盛り上げたり、試合に出て試合を決めれるようになりたいという気持ちの表れだと思います」

顔中から玉のような汗を大量に吹き出しながら、半田本人はそう分析した。

昨年9月〜10月、マレーシアで開催されたAFC U-16選手権では、チームキャプテンとして日本代表のアジア制覇に貢献した。その大会で出場権を得た、今年10月末からブラジルで開催されるFIFA U-17ワールドカップが個人的にも大きな目標となる。そうしたなか、半田はトップチームとプロ契約を結び、新たな一歩を踏み出した。

しかし、ここまで試合出場の機会は多くない。第13節・千葉戦の終了直前、リーグ戦初ベンチ入りでJリーグデビューを果たすが、その後はやはり終了直前の出場となった第19節・長崎戦までリーグ戦での出場機会を得られず、その間、7月の天皇杯2回戦で初の先発出場を果たしたのみ。トップチームの試合に絡めない場合は山形ユースが参加する大会に出場し、実戦から遠ざかることはないが、よりステップアップしなければならないことを、半田自身が一番身に染みて感じている。チーム最年少という遠慮はない。チームを救うために自分に何ができるかを、必死に模索している最中だ。

「苦しい状況ですけど、練習はいいものができていると思います。ここでバラバラにならずに、もう1回まとまっていければと思います」

文:佐藤円(山形担当)


明治安田生命J2リーグ 第27節
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