【岩手 vs F東23】躍動感を取り戻し、2トップがそろい踏み。攻守に貢献する宮市剛が存在感を高める

2019年8月30日(金)


岩手は8月18日、雷雨のため延期となっていた第13節福島戦に臨み、2か月ぶりのホーム戦勝利を飾った。3連敗、そして5試合未勝利からの脱出。試合では球際の強さでピッチを制圧すると、2トップのアベックゴールで2-0の完勝。決勝点をたたき出した宮市剛(写真)だが、個人的に注目したいのはゴールシーン手前の起点となったプレーだ。同サイドのカウンターとなった攻撃だがクリア性の強烈な縦パスを宮市がワンタッチで味方に落とし、そこから自身のゴールに結びつけた。ここ数試合の岩手は奪ったボールを効果的に攻撃につなげられず、押し込まれて劣勢を強いられる試合も多かっただけに、こういったプレーで相手の矢印を裏返すことは試合展開を考えても非常に大きなものとなる。

6月9日のホーム沼津戦に続く決勝ゴールとなったことに対して水を向けると、「そこはなにも感じていないです(笑)。昨季のようにアシストもできればいいですけど、それよりももっとゴールが欲しい」と、不完全燃焼に終わった前半戦の借りを返す決意をにじませた。

岩手は2トップ変更後、選手同士の距離感、そして縦への推進力は明らかに向上した。宮市の特徴も生き、守備時には相手選手へのパスコースを背中で消しながら、効果的で献身的なプレスを続け、攻撃時にはスペースへの飛び出し、あるいはポストプレーで前線の起点となる。昨季からコンビを組む谷口海斗との連係では「ふたりで追えているし、奪ったら裏へという意識が強い。うまく連係できている」と意思疎通の深まりを口にし、攻守に大きな存在感をみせている。

今季はチームとして、福島戦のような好パフォーマンスを発揮した後で、非常にもったいない試合をするケースが目立つ。宮市も「スカウティングされたときに何もできないということも多かったので、そこはスタッフを含めて自分たちで解決できるようにしなければならない。ブレずにやり続けることがパフォーマンスの維持には欠かせない」と気持ちを新たにする。

ここまで2ゴールながら、2トップ採用以降は存在感を高めている宮市。ホームで2戦連発となるか。守備の巧みさ、そしてフィニッシュにつなげる動きに注目したい。

文:高橋拓磨<cross Line>(岩手担当)


明治安田生命J3リーグ 第21節
8月31日(土)15:00KO いわスタ
いわてグルージャ盛岡 vs FC東京U−23
いわぎんスタジアム(いわてグルージャ盛岡)
みんなの総合評価 (4.0)
臨場感 (4.9)
アクセス (3.7)
イベント充実 (3.6)
グルメ (3.8)
アウェイお楽しみ (3.4)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集