【G大阪 vs 札幌】復帰後初めてホームでのゴールを奪った宇佐美貴史。ルヴァンカップ準決勝でもその再現なるか

2019年10月8日(火)


宇佐美貴史(写真)がプロになって初めて大粒の涙を流した、14年のルヴァンカップ決勝。その舞台に再び立って『タイトル』を手にするために、是が非でも掴み取りたい準決勝の戦いが始まろうとしている。

相手はコンサドーレ札幌。直近のJ1リーグ戦で5-0と大勝した相手だ。しかもその一戦で宇佐美はガンバ復帰後初めて、『ホーム』でのゴールを挙げた。

「1-0だと難しい展開になると思っていたのでうまく2点目を取れてよかったです。1点目もそうですが、2点目もアデ(アデミウソン)のいいアイデアがあり、そこに便乗する形でゴールを決められた。今週はアデもずっと動きがキレていたし、アデから何かが起きるような気はしていた。だからこそ、試合前にもいい距離感でプレーしようと話していて、それがそのまま試合に出せたというか、二人でいいパス交換ができてチャンスを作れた部分もあったのでよかった」

彼にとっても待望の、ゴールだった。
ガンバへの復帰戦となったJ1リーグ20節の名古屋グランパス戦では幸先良く『復帰ゴール』を決めていたものの、以来、公式戦では10試合、ゴールから遠ざかっていたからだ。低迷する、愛する古巣を救いたい、「強いガンバを取り戻す力になりたい」という思いで復帰を決めたからこそ、その事実は何より彼に重くのしかかっていた。

「チームが苦しい時に結果を出せない自分がもどかしい。だけど、だからと言って絶対に投げ出すことはしないし、苦しくても戦い続けて、勝つまで、ゴールを決められるまで、狙い続けるしかない」

自分に言い聞かせるように口にしたのは、一度や二度ではない。と言っても、それを話す時は、決まって切羽詰った様子も、悲壮感も、みじんも浮かべず、あくまで明るく、だ。だが、胸の内ではいろんな葛藤と戦っていたのだろう。札幌戦後の言葉がそれを物語っていた。
「長らく取れていなくて、チームに迷惑をかけていたし、それでも我慢強く使ってもらえたことになんとか報いたいと思っていました。どんな時もサポートしてくれる人たちの為にも結果を出せてよかった。ダービーの時もそうですが、今日も要所要所で、サポーターから僕のチャントが聞こえてきて…『早く取れ』という叱咤とも取れる声援を感じていたので、自分も取らなければいけないと思っていたので応えられてよかった。今日のゴールが自分のいいリズムになっていくことを僕自身も望んでいます」

そう望んでいるのは、きっとガンバサポーターも、だ。彼がゴールを決めた瞬間のスタンドの盛り上がり、ひときわ大きく響いた『宇佐美貴史のチャント』がそれを物語る。
さぁ、準決勝。ホームでの第1戦で再び、喜びに満ちた『宇佐美貴史のチャント』が聞こえてきたら、それはきっと第2戦に向けた大きなアドバンテージになる。

文:高村美砂(G大阪担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 準決勝 第1戦
10月9日(水)19:00KO パナスタ
ガンバ大阪 vs 北海道コンサドーレ札幌
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪)
みんなの総合評価 (4.5)
臨場感 (4.8)
アクセス (3.4)
イベント充実 (3.9)
グルメ (4.2)
アウェイお楽しみ (3.8)

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