【清水 vs 広島】広島でプロデビューしたDFファン ソッコ。苦難のシーズンの中での成長を証明する!

2019年10月18日(金)


残り6試合の時点で11位の清水(勝点35)。6月初旬には最下位に沈んでいたことを考えると着実に浮上しているが、今は7位と勝点5差、16位と4差なので、ここからどちらにも転ぶ可能性がある。
そうした状況下で、今節の広島戦と次節の静岡ダービー・磐田戦はホーム=アイスタでの戦いであり、ここで連勝できれば勝点41になるため、下(残留争い)ではなく上を見ながら戦えるようになる。つまり今は、今季の最終成績を大きく左右する正念場を迎えているわけだ。

しかも、現在5位の広島は失点が少なく(リーグ3位タイ)、ここ14試合で1敗しかしていない難敵だ。「非常に手堅くて、難しい相手」と篠田善之監督も語る。当然、先制点が非常に重要な戦いになることが予想され、前節・浦和戦のようなもったいない失点をしていたら勝つことはできない。
 その失点で非常に悔しさを味わい、古巣との対決で雪辱を誓うのが、センターバックのファン ソッコだ。彼にとって広島は、プロとして初めて所属したチームでもある(2012〜14年)。

「広島はすごく思い出深いチームですが、今は清水エスパルスの一員として勝点3を目指して戦うだけです。浦和戦の1失点目は(興梠を)マークしていた自分のミスもありますし、時間帯的にも前半のアディショナルタイムだったので、もう少しうまいゲーム運びができていたら防げたと思います。だから、個人としてもチームとしても広島戦では必ず修正したいです」(ファン)

今の清水は、組織として一体感を持ちながら意図した形で守れている時間が増えており、浦和戦でもそれを多くの時間帯で表現できていた。ただ、その一方で、時間や場所をわきまえないプレーや判断ミス、集中が抜けたときの一瞬の隙などから失点につながるシーンがまだ目立ち、そこがチームの課題となっている。
ファン個人としても、浦和戦の1失点目のように、クロスに対して自分の前に入られてシュートを決められるシーンが今季は目立っている。それもあって夏場には7試合続けてリーグ戦に出場できない時期があり、チーム共々苦難のシーズンを送っている。
だが、けっして腐ることはなく「僕らが求めたことをすごく真面目にやろうとしてくれている」(篠田監督)という人間性も彼の魅力のひとつ。今年で30歳になったが、日々謙虚に自分自身を成長させようと努力を続け、その成果もピッチ上で表われつつある。

「難しいシーズンを過ごしている中で、僕自身も他の選手も学べていることはすごく多いと思います。1人1人がエゴに走らず、どれだけチームのためを考えてプレーできるかが、終盤戦の課題だと思っています。今までも、DFラインから中盤、中盤から前線の選手に声をかけながら、一体感を持ってコンパクトにプレーできた試合は良い結果を出せていると思います。逆にそれができない試合は、自分たちが崩れて失点も多くなっている。今年はその両極端が表われているシーズンだと思うので、ここからの6試合は良いほうの自分たちを出し続けることが本当に大事だと思っています」(ファン)

そうした意識は、チーム全体で共有できている。そのうえで「目の前の広島戦で良い結果が出せるように、良い準備をすることだけに集中しています」(ファン)という部分も、篠田監督になってチームに浸透している良い面だ。
今の課題をどれだけ修正し、良い面をどれだけ発揮し続けられるか。本当にチームの真価が問われる広島戦。その中でファンは、人一倍強い気持ちで90分間チームを牽引し続けてくれるはずだ。

文:前島芳雄(清水担当)


明治安田生命J1リーグ 第29節
10月19日(土)14:00KO アイスタ
清水エスパルス vs サンフレッチェ広島
IAIスタジアム日本平(清水エスパルス)
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