【磐田 vs 山形】プロ16年目を迎える八田直樹。開幕戦で重要視するのは、“勝利へのこだわり”

2020年2月22日(土)


「今までとそこまで変わらない」。そう黙々と開幕戦に向けて照準を合わせている八田直樹。10年以来となる2度目の開幕スタメンがそこに迫っている。今シーズンでプロキャリア16シーズン目を迎えるが、現役選手の中では珍しい“ジュビロ”一筋。クラブの歴史と共に自身のキャリアを築いてきた。ただそのキャリアは、決して順風満帆なキャリアだったわけではなく、時には第4GKという厳しい立場も経験した苦労人だ。ただ出場機会が与えられない中でも常に自分の役割を模索し、そのために懸命に努力を続けてきた。「GKはポジションが1つしかない。4番手にも4番手なりの役割があると思っている。1番手に追いつくためには、それ以上にやらないと追いつけない」と例え出場機会が限られても常に試合への準備は怠らず、練習では誰よりも声を張り上げ、チームを最後方から盛り上げる。まさに“プロの鑑”とも言える姿勢をピッチ内で示し続けてきた男だ。

だからこそ急にチャンスが巡ってきても衰えを感じることは一切なかった。昨季シーズン途中までは、ベンチ外が続く不遇の時期を過ごしてきたが、J1第27節大分戦でスタメンへ返り咲くと、最終節まで8試合連続でゴールマウスを守り、数々のビックセーブでチームを救った。だが本人は、クリーンシートを1回もできなかったことを反省し、より多くの勝利に貢献できなかったことを誰よりも悔やんでいる。だからこそ開幕戦で重要なのは、“勝利へのこだわり”。「開幕戦は自信を取り戻すためにも大事になる。絶対に勝たなければいけない。スタートからいかないと去年みたいになってしまう。(J2は、)絶対に甘くない」とその重要性を話している。5年ぶりにJ2での戦いに挑むチームにとって、14年、15年のJ2時代を知る貴重な1人でもあり、当時を知っているからこそ“戦国J2”と言われるリーグの厳しさも経験してきている。その経験値は、必ずチームの助けになるに違いない。「しっかりと勝点を取れるようにしていきたい。そのために自分も力になりたい」。そう意気込む復活した守護神が開幕戦のゴールに鍵をかける。その活躍に期待したい。

文:森亮太(磐田担当)


明治安田生命J2リーグ 第1節
2月23日(日)14:00KO ヤマハ
ジュビロ磐田 vs モンテディオ山形
ヤマハスタジアム(磐田)(ジュビロ磐田)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (4.7)
アクセス (3.5)
イベント充実 (3.5)
グルメ (3.7)
アウェイお楽しみ (3.4)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報