【柏 vs C大阪】中央か、右か。新境地を切り開く川口尚紀

2020年8月14日(金)


前節の横浜FM戦、負傷した山下達也が前半41分で退くと、ネルシーニョ監督は驚きの采配を見せた。山下に代わって入ったのは右サイドバックが本職の川口尚紀。それまで右サイドバックに入っていた古賀太陽をセンターバックにスライドさせ、川口を右で起用するかと思われたが、ネルシーニョ監督は川口をセンターバックで起用した。
 
川口は、公式戦でのセンターバック起用を「なかったです」と振り返ったが、試合前にネルシーニョ監督からは「もしセンターバックにアクシデントがあったら、センターバックで起用するから準備をしておいてくれ」と事前に伝えられていた。
残りの49分間、急造とは思えぬプレーでセンターバックをこなした川口は、続く12日のJリーグYBCルヴァンカップの大分戦でもセンターバックとして先発出場を果たし、チームの勝利に貢献した。
 
ただ、ネルシーニョ監督は昨年の時点で川口のセンターバックとしての適性を見抜いていた。
「昨年末、練習試合では後半から川口をセンターバックで起用したことがありましたし、今年に入ってからも練習の中では何度かやったことがあります。守備的な感覚は非常に良いものを持ち、背丈こそそれほどではないですが空中戦も対等に競り合える。スピードもあり、守備の予測、最終ラインの裏に走られたときのカバーリングも良く、攻撃に出ていくときのパスも非常に良いタイミングでつけられます」。
 
昨季のJ2でも瀬川祐輔を右サイドバックで起用する采配があった。今回の川口も、昨年の瀬川も、本職のポジションの選手がケガなどのアクシデントに見舞われ、緊急事態での采配ではあるが、その起用がハマるのだから、ネルシーニョ監督の選手の能力を見抜く洞察力には恐れ入る。
 
川口も「試合に出ることが一番なので、どこをやってもしっかりとプレーできるように準備していきたい」とセンターバックでの起用にも前向きだ。
水曜日のJリーグYBCルヴァンカップでセンターバックの高橋祐治が復帰し、古賀は最終ラインの全てのポジションができるマルチロール。彼らがコンビを組む可能性も出てきた。果たして川口はセンターバックと右サイドバックのどちらで起用されるのか。確実に言えることは、新境地を切り開く川口は、この数試合でネルシーニョ監督からの評価は大きく跳ね上がった。


文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J1リーグ 第10節
8月15日(土)19:00KO 三協F柏
柏レイソル vs セレッソ大阪
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
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