【G大23 vs 藤枝】夏場の連戦をものともせず、右サイドで躍動する白井陽斗。「チームが勝つためのプレー」を目指す

2020年9月4日(金)


前節の福島ユナイテッドFC戦では前半終了間際にチームの士気を促す同点ゴールを決めた。白井にとっては待望の今季、初ゴールだった。
「入りが悪くて先制されましたが、流れは自分たちにあったので、逆転できるって自信はみんなが持っていたし、あの時間帯に決められたのは大きかったと思います」。
 
それだけではない。後半に入ってすぐにセットプレーから逆転したあとも攻撃の手を緩めず、52分にはMF芝本蓮との息のあったプレーでこの日2つ目のゴールを挙げた。
「普段の練習から蓮が右足で持ったタイミングで必ずゴールに向かって走ることは常に意識していて、それがようやく初めてゴールに繋がった。攻撃に人数をかけていかないと点は入らないし、たとえ自分が直接点に関わらなくても、誰かがフリーになることもあるからこそ、できるだけゴール前に入っていくことを考えていました」。
 
思えば、開幕前の和歌山キャンプでは『プロ3年目』に対する危機感を口にしていた。
「とにかく今年は結果。それがないと上には絶対にいけない。逆にそれさえあれば、今の状況を一気に可能性もある。そのためにもとにかく仁志さん(森下監督)のもとでしっかり自分を磨いて成長するだけだと思う」。
ユース選手も参加していた若手中心のキャンプで、過去2シーズンとは違う、どこか吹っ切れたような顔つきをしていたのを覚えている。
ところが活動自粛を経て、約3ヶ月半遅れでJ3リーグが開幕した直後の2節・セレッソ大阪U-23戦で左第三中手骨骨折を負い戦線離脱。8月9日の9節・アスルクラロ沼津戦で先発に復帰したものの、12日のJリーグYBCルヴァンカップ・湘南ベルマーレ戦では途中出場してわずか10分で相手と接触し、脳震盪でピッチを離れざるをえなくなる。本人は後日「逆に思い出に残る試合になりました」と笑ったが、心中穏やかではなかったことは察して余りある。
「交代が思ったより早くて、なおさらテンションも上がったというか、爪痕を残さないとと思ってピッチに立ったんですけど…逆にそれがああいうシーンを招いてしまったのかもしれない。試合には勝てたけどルヴァンカップの戦いは終わってしまったので、この先はJ1リーグの出場を狙っていくしかないと思っています」。
 
今シーズンは右ウイングバックが主戦場となっている中で、意識しているのは守備から攻撃への切り替えの際のスピードや、相手の裏を突くことなど、決定機に関わるプレー。もちろん守備の役割も求められることを思えば消耗は激しいはずだが、本人は涼しい顔。冒頭に書いた福島戦の1つ前、SC相模原戦でも右サイドからのクロスボールで先制ゴールをアシストしていた通り、むしろ過酷な夏の連戦でどんどんコンディションを上げている印象だ。
「相変わらず練習もハードですが、全然大丈夫です。特に対策はしていないけどただただ元気です(笑)。(福島戦で)勝利とか数字につながる結果を出せたのは良かったけど、まだまだ満足していない。もっともっと、監督に言われているチームを助けるプレー、チームが勝つためのプレーをしていきたい」。

その継続が必ず、J1リーグデビューに繋がると信じて。


文:高村美砂(G大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第14節
9月5日(土)18:00KO パナスタ
ガンバ大阪U−23 vs 藤枝MYFC
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪U−23)
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