【G大23 vs 八戸】様々な刺激を力に変えて。成長を続ける塚元大。

2020年9月18日(金)


今シーズンの初ゴールは、8月16日に戦った明治安田生命J3リーグ10節のYSCC横浜戦だ。同じタイミングでトップチームに昇格した川﨑修平、唐山翔自がJ3リーグ開幕戦から『プロ初ゴール』を刻んでいただけに、焦りがなかったといえば嘘になる。だが自分にしっかり目を向けて『成長』を意識してさえいれば、いつか必ず取れると信じていた。

「横浜戦でも先に翔自と修平がゴールを決めていて…『よう点を取るな』と思いつつ(笑)、でも自分にも絶対にチャンスがくると思っていました。10試合目にしてやっと取れた。ただ、相手に奪われた5失点目は僕が交わされてスペースをあけてしまったので、自分のゴールで追いつくというのは最低限の結果だったと思います」

刺激にしたのは4日前に戦ったルヴァンカップの湘南ベルマーレ戦だ。ガンバU-23でプレーする若手中心に臨んだこの一戦で、塚元は85分に念願のトップチームデビューを果たす。

「少しの時間でしたが、あの舞台は目指していた場所だったし、試合に勝ったあとの雰囲気もすごく良くて、この舞台でずっとやれる選手にならなアカンと改めて感じた」

事実、湘南戦を皮切りに、塚元はよりプレーにキレを増していく。11節、首位のブラウブリッツ秋田戦はトップ下で積極的にボールに絡み、再三にわたりシュートチャンスを演出。続く12節・SC相模原ではチームに勢いづける先制ゴールを叩き込んだ。

「ニアに入ってくる翔自に相手DFがつられてスペースがあくかなと思って走り込んだら、陽斗くん(白井)がいいボールをくれました。翔自か相手のどちらかにあたって少しボールがズレたんですけど、勝手に足が出た。普段から足を動かせ、と仁志さん(森下監督)に言われていて、今日もそれを意識していた結果、ああやって試合中にも自然と足が出せたんだと思います」

本来はFWだが、今シーズンのU-23ではサイドやトップ下、インサイドハーフと様々なポジションを預かる。その中で、託されたポジションごとの役割を的確に理解し、プレーで表現できるようになってきたことも、最近の活躍を支える要因だろう。また、ハードなトレーニングと並行して行って来た筋トレによって、90分間を戦い切れるフィジカルを備えられるようになったことや、相手が嫌がるポジショニングや動き出しを整理できるようになってきたのも大きい。そうした『成長』が宮本恒靖監督の目にも止まり、先週はトップチームの練習に参加。最終的にメンバー入りはできなかったが、大きな刺激を受けた。

「ドリブルなど通用するなと感じたところもあった一方で、トップチームは明らかにプレーの強度も高いし、スピードも速くて、その中で90分間プレーするとなるとまだまだだなと感じました。ただ、ルヴァンカップでは正直、トップの選手を休ませるために僕たち若手が起用されたのに対して、先週はトップのメンバーがいる中でもチャンスをもらえたので、そこは自信になりました」

と同時に、その刺激はすでに、新たな欲へと変わっている。

「J1であろうと、J3であろうと自分がやらなくちゃいけないことは一緒だと思うので、それをどれだけ示して、目に止まるようなプレーをできるかにこだわりたい」

自分に向けて、強く言い切った。


文:高村美砂(G大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第16節
9月19日(土)18:00KO パナスタ
ガンバ大阪U−23 vs ヴァンラーレ八戸
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪U−23)
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