【G大23 vs 熊本】J3リーグで経験を積み上げている黒川圭介。巻き返しは、ここから。

2020年9月26日(土)


昨年4月、特別指定選手としてJリーグYBCルヴァンカップ・ジュビロ磐田戦でデビューを飾った際には、持ち味の攻撃力を生かし、新たな戦力の台頭を予感させる活躍を見せていた黒川圭介。そのパフォーマンスに、宮本恒靖監督も太鼓判を押していたものだ。

「物怖じしないハートの強さはあるなと思いました。プロとしてやっていく上ではそれを早く持てるかどうかで活躍できるかも変わってくる。そういった意味でも非常にいい印象を受けました(宮本監督)」

だが、年が明けた今シーズン。レギュラー定着を目指してプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせた彼の前には今、大きな壁が立ちはだかっている。その証拠に、ここまでのJ1リーグへの出場はわずか2試合、4分。若手中心で臨んだJリーグYBCルヴァンカップの湘南ベルマーレ戦にこそ先発したものの、基本的にはガンバ大阪U-23が戦うJ3リーグが主戦場となっている。トップチームが3バックをメインに戦ってきた中で、慣れない左ウイングバックにチャレンジしていることもシーズンを難しくしているはずだが、昨年の経験を経て『ポジション定着』を目指していた本人にとっては、想定外のスタートになっていることだろう。

「もちろん自分が思っていたようなスタート、1年目にはなっていないし、自分の中でも葛藤というか悔しさはあります。ただ、今はとにかく、いつチャンスがまわってきてもいいように、J3リーグで結果を出すことにフォーカスしてやることが大事だと思っています。1試合1試合を無駄にせず、しっかり自分のプレーを出すことを心がけてやっていきたい」

特徴は、周りと連動したDFラインからの攻撃の組み立てや仕掛け、突破力など。J3リーグへの出場は11試合を数える中で、最近は特にウイングバックでのプレーにも慣れ、持ち味を出せるシーンも増えている。あとはそれらを明確な結果につなげてアピールを続けるだけだ。

「本来、僕の一番の特徴は後ろからの繋ぎに参加して攻撃に出ていくことですが、ウイングバックになると最初の立ち位置がサイドバックよりも前になるし、繋いで前に、というより高い位置でボールをもらって勝負しなければいけない。だからこそ、そこから突破する回数を増やすことと、それをアシストやゴールという明確な結果につなげていくことを考えながらやり続けたい」

その言葉のままに、16節のヴァンラーレ八戸戦では右サイドからの展開にあわせて前線に抜け出しプロ初ゴールを決めた黒川。森下仁志U-23監督によるハードなトレーニングにも「自分の特徴である走力も鍛えられるし、コンディションもどんどん上がってきているのですごくプラス」とポジシティブに向き合う。もちろん、それもあくまでJ1リーグへの出場を睨んだ『過程』だが、今を全力で戦い続ける先にしか次なるステップもないからこそ、彼は決して『今』から逃げない。


文:高村美砂(G大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第18節
9月27日(日)14:00KO パナスタ
ガンバ大阪U−23 vs ロアッソ熊本
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪U−23)
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