【G大阪 vs 柏】スーパーセーブで勝利を後押しした髙尾瑠。全ては、勝利のために。

2020年10月23日(金)


前節の大分トリニータ戦。0-0で迎えた55分。DFラインの背後を突かれたガンバは、大分のMF田中達也にビッグチャンスを作られてしまう。だが、田中がGK東口順昭を交わして無人のゴールに放ったシュートは全速力で戻ってきたDF髙尾瑠が足を伸ばしてクリア。事なきを得ると、その後ガンバは72分にセットプレーから先制点を奪い、勝点3をものにする。この試合の明暗を分けたとも言える、高尾の気迫のプレーは、『DAZN』が選ぶ『週間スーパーセーブ』に選出された。

「確かにダッシュで戻ったんですけど、個人的にはそこまでキツいシーンでもなかったんです。後半の立ち上がりの時間帯で自分としては余裕を持ってあの場所に入っていけた感じもあったし、ボールの軌道やシュートも強度を考えても、クリア自体はそこまで難しくなかった。ただ、試合の展開を通してみると、結果的にはいいセーブになったのかなとは思います。先制されていたら試合の流れが苦しくなったからかもしれないから。でも僕としては…いろんな人に注目してもらえたのはありがたいですけど、チームが勝てたのが一番良かった。あとは毎試合、チームも、個人としても、たくさんヒガシくん(東口順昭)のビッグセーブに助けてもらってきたので、たまには僕も救えてよかったです」

本人は謙遜気味に振り返ったが、そのシーンに限らず、ここ最近は攻守で存在感を際立たせている。特に17節以降、チームが4バックをベースに戦うようになってからは、本職の右サイドバックでプレーすることが増えたせいか、そのプレーにはいい意味での余裕を感じるようにもなった。

「4バックになって、チームとしてのミスが減ったというか…僕も含めてですけど、流れを悪くしてしまうような大きなミスがなくなったことでチームの守備が安定してきたのもあるし、単純に自分自身も J1でのプレーに慣れてきた気もします。周りが見えるようになってきたし、チームメイトと連動してプレーできることも増えてきた。もともと僕は大学時代からミスは少ない方で…だからこそ、11節の浦和戦のような大きなミスをしてしまうと自分でも驚くというか、ショックを受けすぎていた自分もいたんですが(苦笑)、最近は落ち着いてプレーできているし、そうなるとより自分らしく戦えるようになってきた気がします」

ルーキーイヤーとなった昨年はスタメンに抜てきされたセレッソ大阪戦を機にチャンスを掴み、明治安田生命J1リーグ18試合に出場。2年目の今年は現時点ですでに、それを上回る21試合に出場している。その中で常に追い求めているのは、内容や個人のパフォーマンス以上に、チームの勝利だ。

「もちろん内容が良くて勝てれば理想ですけど、どれだけ内容が良くても、勝たなければ意味がない」

その思いが髙尾の1つ1つのプレーに、熱を生んでいる。


文:高村美砂(G大阪担当)


明治安田生命J1リーグ 第24節
10月24日(土)16:00KO パナスタ
ガンバ大阪 vs 柏レイソル
パナソニック スタジアム 吹田(ガンバ大阪)
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