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【浦和 vs C大阪】長澤和輝、足を動かし続けて突破口を切り開け

2020年10月23日(金)


進むべき道が照らされた。そう言ったら、少し大げさに聞こえるかもしれないが、それでも最近の浦和は何がやりたいのか見えてくるゲームをできるようになってきている。それに伴って結果も出るようになり、ここ3戦は2勝1分け。その1分けとなった柏との試合でも、浦和は手応えのある戦いをできていた。

もっとも、サッカーは相対的なスポーツ。柏戦後、大槻毅監督が「相手との兼ね合いもあるので、一概にすべてがそうですねとは言いがたい」と冷静に釘を刺したように、対戦相手の状態によって出来不出来は変わってくる。だが、目指そうとする絵も見えず暗中模索を続けていたそれまでの苦しい状況からは抜け出しつつあるのもまた事実だ。

そういった好転の兆しを見せているチームのなかで、泥臭く汗をかいて屋台骨となっている1人が長澤和輝だ。特にボランチで起用されたときの貢献度は高い。守備の穴をすぐさま埋める運動量、ACLで圧倒的な存在感を放った球際の強さで中盤のインテンシティを担保し、チームの安定的な試合運びに寄与している。

その長澤の長所には指揮官も強い信頼を寄せている。3連敗をストップさせた3節前の鳥栖戦では、間延びしてチーム全体の守備対応が危うくなってきた後半途中に背番号7を投入。「中盤にパワーがほしかった、和輝のパワーが必要だったと思う。和輝がボランチにいたことが非常に大きかった」と振り返ったように、長澤がDFラインの前で懸命に奮闘することで守備陣も持ちこたえ、それが試合終了間際の劇的勝利の一因にもなった。

さらに、前節の仙台戦では、それまでの献身が報われるような結果も出た。攻撃陣が複数絡む流れるようなゴール前のアタックの間に、中盤からゴールエリアまで飛び込んでネットを揺らした長澤の動きは、ボックス・トゥ・ボックスのプレースタイルを象徴するようなシーンだった。

今節戦うC大坂は、一糸乱れぬ守備組織で相手の攻撃を機能不全に陥らせる難敵だ。攻撃でもテンポとスペースをうまく調整し、オープンなゲームに持ち込ませないのも強みで、浦和にとってはやりにくい相手だろう。実際、今季はYBCルヴァンカップを含めて2度対戦しているが、1点も取れず2連敗を喫している。

決して容易に崩れる相手ではない。それでも、長澤には攻守にわたって足を動かし続けることで瞬間的に相手がバランスを失うシーンを生み出し、突破口を切り開いてもらいたい。


文:神谷正明(浦和担当)


明治安田生命J1リーグ 第24節
10月24日(土)17:00KO 埼玉
浦和レッズ vs セレッソ大阪
埼玉スタジアム2002(浦和レッズ)
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