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【川崎F vs FC東京】中村憲剛初の誕生日の試合は多摩川クラシコ。「とにかく目の前の試合」

2020年10月30日(金)


中村憲剛が40歳の大台に乗ることになる。それもFC東京との多摩川クラシコ当日にだ。2003年の川崎F加入から18シーズン目の今季に至るまで、中村は誕生日当日に試合をしたことは、なかったという。

「たぶん初めてなのかな。あまり記憶がないんですけど。大体、ルヴァンカップの決勝がある週なので。(以前は)ナビスコカップですけど。あまり試合になった記憶がないんですよね」

記録をさかのぼってみたが、実際に過去17シーズンに渡り、10月31日に川崎Fの公式戦は組まれておらず。

そんな今季、コロナ以前、10月31日は第30節の浦和戦が等々力で行われる予定になっていた。それがコロナ禍によるリーグ戦中断ののちに日程が変更になり、25節のFC東京戦が組み込まれていた。ところがACLの都合により一旦試合日が11月11日に変更に。その予定がさらなるACLのスケジュール変更に伴い、10月31日の本来の日程に戻ったという経緯があった。

「どういう流れか分かりませんが、ここで巡ってきたので。不思議だなとは思いますけど」と話す中村だが、実際に不思議なめぐり合わせでの試合開催となった。

そんな中村は昨季、最良の誕生日を迎えていた。10月26日に行われた札幌との歴史的な激闘を制しJリーグYBCルヴァンカップ決勝を初制覇。誕生日を過ごした2日後に運命の日を迎えていた。

「去年はJリーグYBCルヴァンカップ決勝で優勝して、すごく気分良く誕生日を迎えて。その2日後に前十字を切ってるので。とんでもなく濃密な一週間を過ごした」と当時を振り返る中村は、コツコツとリハビリと向き合う1年を過ごした。その中村が実戦に復帰したのが13節の清水戦。ヒザのケガ以降、始めてベンチ入りしたこの試合で中村は途中交代出場。その試合でゴールまで決める離れ業をやってのけ、鮮烈に復帰戦を飾った。この清水戦の勝利が起点になった連勝は前節の名古屋戦まででJ1リーグ新記録の11に。その名古屋戦で2アシストの活躍を見せたことで、中村はFC東京戦の試合直前の取材対応を任されることとなる。その経緯について「まあ、一年後にこういう風にまた、試合に絡めて。それこそこういうふうにね、囲み取材ができる立場まで戻ってきたこと。そこは目標にしてたんですけど。改めて、人間って回復する生き物なんだなっていうのすごく感じます」としみじみ語っていた。

FC東京といえば、JリーグYBCルヴァンカップ準決勝で敗れた相手だ。その試合、中村はベンチ外からチームの敗戦を見るしかなかった。だからこのFC東京戦は、川崎Fにとってはもちろん、中村にとっても負けられない一戦ということになる。

「今自分が考えているのは週末の(FC東京戦の)ことだけで。正直みんなそうだと思うんで。目の前の、相手をどうやって倒すのか」。そのことにチーム全体が集中できているのが結果として記録的な今季の戦いにつながっていると中村。結果や記録は報道陣に任せ「ボクらはとにかく目の前の試合を一つ一つ勝って積み上げていく。それだけです」と試合を見据えていた。


文:江藤高志(川崎F担当)


明治安田生命J1リーグ 第25節
10月31日(土)18:00KO 等々力
川崎フロンターレ vs FC東京
等々力陸上競技場(川崎フロンターレ)
みんなの総合評価 (4.3)
臨場感 (4.3)
アクセス (3.7)
イベント充実 (4.5)
グルメ (4.1)
アウェイお楽しみ (4.1)
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